Q.『アントマン』と出会って、あなたの人生はどう変化しましたか?
僕には13歳の息子と8歳の娘がいるんだけど、子供たちが僕の出演している映画を観るのは『アントマン』が初めてだったんだ。僕がアントマンを演じていることを誇りに思ってくれていてうれしいよ。僕の子供たちはもちろんのこと、世界中の子供たちが僕のことを知ってくれて、今では街を歩いていると「アントマン!」と呼ばれるようになったよ。
Q.続編『アントマン&ワスプ』のお子さんたちの評価は?
いいよ! とても気に入ってくれたみたい。ふたりはワールドプレミアに僕と一緒に参加したんだ。娘は初めての参加だったんだけど、“アリ”のピンを付けてドレスアップしてね。息子もテニスシューズに“アリ”を付けていたね。
家族と一緒に自分の試写会に参加できたことは忘れられない思い出になったよ。ラッド家では、日々の生活の中で“アリ”がすごく重要な存在になっているんだ(笑)。
Q.前作で役作りのためにワークアウトしてマッチョな身体を作っていましたが、それは今でも続けていますか?
今では日常の一部になっているよ。ワークアウトは、急に始めて急に止めてしばらくやらなくなったりするものではなくて、マインドの問題だと思うんだ。日常の習慣にしないと身に付かない。それに気付かせてくれたきっかけが『アントマン』だったんだ。
Q.前作に続いて本作も脚本を担当されていますね。本作の脚本でこだわったシーンはありますか?
アントマンが娘の学校に潜入した時に、身長のサイズ調整がうまくいかなくなってしまったシーンがあるんだけど、ある意味この作品の雰囲気を象徴するシーンだった。ヒーローのスーツだって上手く機能しない時もあるし、物事だって計画通りにいかない時もある。ヒーローだからといってすべてが上手くいかないことだってある。そこにユーモアがあるよね。
Q.『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』からの事物がこのストーリーに影響をあたえていますか?
最初の『アントマン』から、この2作目の間に、いろいろな出来事が起こっていて、『シビル・ウォー』もそのひとつなんだ。だからその間にアントマンに起こった出来事について僕らは取り組み、その上で、たとえば(アントマンのスーツを開発した)ハンク・ピム博士やその娘ホープ・ヴァン・ダイン(ワスプ)といった他のキャラクターたちに起こったであろうことについても想像しなければならなかった。
だから、この映画ではまず、スコットがドイツに行ってシビル・ウォーを戦ったことによる余波、また、それが今回のストーリーにどのように影響を与えているかを扱っているよ。いったんそれらの事項を扱った上で、1本の映画として成り立つストーリー、『シビル・ウォー』を観ていなくても理解ができて夢中になるストーリーへと突入していくんだ。