ヴィクトリアズ・シークレットの「エンジェル」のひとりとしても知られる米人気モデルのカーリー・クロス(Karlie Kloss、22)は、スポーツウェアのナイキの2015春夏コレクションショーのランウェイを歩き、また今秋の同ブランドの広告キャンペーンに顔に起用された。ナイキは広告キャンペーンにアスリートを起用することが多いが、そのナイキがカーリーを好んで起用するのには訳があるようだ。
「モデルさんを広告に起用することはあっても、一部のファッションデザイナーのように、特定のモデルさんを“ミューズ”にするという考えは当社にはありません」と、同ブランドの広報がFashionistaに対して語っている。
「そういう考えなので、特にこだわりなく、これまでいろいろなモデルさんに登場してきていただきました。カーリーについていえば、カーリーがアスリート的な女性であることには注目しました。彼女のフィットネスは、食事ダイエットとかでなく、まったくエクササイズ重点のもので、彼女は健康的でパワフルな女性なのです」
ナイキのウィメンズウェア部門を統括する同社のエイミー・モンターニュ(Amy Montagne)副社長も、カーリーを“本物”と表現している。
「わたしたちの広告キャンペーンは、まず一流のアスリートたちを中心にという考えは変わりません。しかし、スポーツとフィットネスの世界をつなぐようなイメージの方とも、わが社は組んでいきます。カーリーのようなモデルさんは、フィットネスの世界に自分が強くかかわっていますから、まさに打ってつけです」
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