英俳優のトム・ヒドルストン(Tom Hiddleston)は、マーベル映画で演じたロキ役に深く感謝している。
トムは『マイティ・ソー』シリーズ2作や2012年の『アベンジャーズ』で悪役のロキに扮し、同じくソーを演じたクリス・ヘムズワース(Chris Hemsworth)と共に世界的な人気俳優へと成長した。英Empire誌による「最高の映画キャラクター」ランキングでロキは19位となっている。
「マーベル映画で成功したことで、映画業界で誇りに思える作品に出演するすばらしいチャンスを与えられたんだ」とトムは同誌に笑顔で語った。「その他に言えるのは、注目に値するキャラクターを演じるチャンスを与えられたことに感謝するということだけ。伝説的で、深く、複雑で、とにかく楽しい役だ。ロキはいたずらの神。スーパーヒーローの映画世界で、他に演じたいキャラクターはいないよ」
トムは『マイティ・ソー』シリーズ第3作でもロキを演じることが決まっている。ロキの存在を初めて知ったのは、子どもの頃にカードゲーム「トップ・トランプス」をしていた時だった。ロキを深く理解するため、トムはその行動の動機を探ったという。
「その笑顔を、そして生まれつき無秩序と混乱を愛する理由を知る必要があった。彼の痛みをリアルに表現しなければならなかったからね。偉大な敵は悲劇的な状況で生まれる。弱さが固まって復讐に変わった時、彼らは危険な存在になる」とトムは説明した。「僕に言わせれば、彼の心理の基礎はケネス・ブラナー(Kenneth Branagh)が監督した『マイティ・ソー』でロキとオーディンが一緒のシーンにある。ロキが初めて自分の血筋を知る時だ。初めに撮影されたシーンの1つで、このシーンで起きたことが彼の性格のアンカーとなった。それ以降は彼の動機を理解できるようになったんだ」
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