GLAM Editorial

2020.01.31(Fri)

【女の履歴書】Vol.11 バリーズ株式会社 代表取締役CEO野々村菜美「旅はきっかけ。TabiMUSEを通して女性が変わり、輝き、成長する機会を作りたい!」

Q. 仕事に欠かせないアイテムもリセットできるものですか?

ハイ(笑)。エナジーオイルカクテルに塩水を入れて混ぜたものをスプレーします。ケミカルなものは好きではないので、極力控えるようにしています。塩は出身地、福岡県糸島のものです。煮詰まったとき、気分を変えたいとき、満員電車で疲れたときなどにシュッシュとスプレーするだけで、癒しの効果があります。脳がすごく反応する香りで大好きです。また、私はアイデアタイプなので、パッと何か思いついたときに、iPhoneに言葉を録音したり、iPadにメモしています。自分の頭の中を言語化するのが苦手なので、メモをして、図解して、まとめてからメンバーに共有するようにしています。あとは、マイボトル。メンバーでも環境的なことを意識して持っている人が多いです。ペットボトルはなるべく買わない、できることから始めようという気持ちで使っています。

Q. 仕事をするうえで大切にしていることはありますか?

いい意味でも悪い意味でも「常に自分が渦の中心にいること」を意識しています。2019年7月までは、コアメンバーほぼひとりでやってきた事業ですが、今ではいろいろな人を巻き込んでメディアを運営しています。メディアだけではなく、リアルなイベントやMUSE獲得など、人力に頼るところもとても多くあります。それを動かすエネルギーは本当に大切なものなので、自分がその中心にいることは常に意識しています。

Q. 会社としてそして野々村さん自身としての今後の目標を教えてください。

やりたいことをやらせてもらっている会社なので、会社と自分の区別がまったくありません。全てがイコールという感じですね。2019年は、メディアから始まったTabiMUSEが、ツアープロデュースやグッズの発売まで、幅広くいろいろなことができた年でした。反応が目に見えた1年だったと感じています。ツアーを通して、おしゃれになったり、きれいな写真が撮れるようになったりなど、参加者が変化する様子も直接見ることができました。たった2泊4日でもそういう体験ができるのはとても貴重だともいます。旅を通して、女性が変われる、輝けるそんな機会を作りたいと改めて思いました。TabiMUSEがきっかけで、同じ“好き”を持った人と繋がれたり、成長できる機会をどんどん提供していきたいです。

【野々村菜美さんの履歴書】

26歳  上京後、株式会社ピーチ・ジョンにて商品企画を担当
27歳 「TabiMUSE」のアイデアを思いつく
29歳  バリーズ株式会社を立ち上げる
30歳  会社の規模を拡大するため初めての資金調達
33歳  地道な営業活動が実を結び、「TabiMUSE」の知名度が少しずつ上がる
34歳  三越伊勢丹グループから大型資金調達、メディアの枠を超えツアープロデュースやコミュニティ事業に着手


Photographer/Masakazu Sugino  Writer/Shinobu Tanaka

【女の履歴書】Back Issues

Vol.1 シングルマザー前島由美が「JUMII TOKYO」を立ち上げた理由とは?
Vol.2 メディアアイコン・まつゆう*「自分がしっくり来る肩書きは、これまで見つかっていない」
Vol.3 DiFA編集長・宮坂淑子「仕事に欠かせないのは、ミーハー心」
Vol.4 作家・鈴木涼美ーAV女優、東大生、日経記者。「足場がふたつあった」から見えたもの
Vol.5 かき氷の女王・原田麻子「お店を始めたのは、自分もキラキラしたいと思ったから」
Vol.6 ネイリスト・高野尚子−−「ネイルが、とにかく自信がなかった私を変えてくれた」
Vol.7 H&M PRコミュニケーションマネージャー・室井麻希「チームや同僚、家族や友達が、キラキラしているのを見るのが趣味です(笑)」
Vol.8 イラストレーター・進藤やす子 「私を成長させてくれたのは、その都度、出会った編集者でした」
Vol.9 映画監督兼ファッションブランドPR穐山茉由「仕事と映画作りの両立に大切なのは“バランス感覚”
Vol.10 アーティスト・伊藤千晃「仕事も子育ても楽しくやりたい。笑顔があるところにいいものが生まれると信じて」

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