『アデル、ブルーは熱い色』(2013)
2013年のカンヌ国際映画祭パルムドール賞を受賞した美しい愛の衝撃作。アブデラティフ・ケシシュ監督だけでなく、主演女優のアデル・エグザルコプロス(アデル役)とレア・セドゥ(エマ役)にも同賞が贈られ、3人がパルムドールを手にするというカンヌ史上初の快挙を成し遂げた。女子高生のアデルは、道ですれ違ったブルーの髪の女性・エマに一瞬で心を奪われる。エマは、画家を志す美学生。アデルは、偶然に再会したエマに身も心も投げ出し、彼女との恋愛にのめり込んでいく……。
<ここに注目!>
性別を超えた情熱的な恋!愛情があふれ出す激しいセックス
運命の相手はひと目でわかるもの。交差点でブルーの髪をしたエマと出会ったときのアデルの衝撃、絡み合う視線、すれ違う想い…。すべてがドキュメンタリーを見ているようにリアルでありながら、恋の喜び、切なさを鮮やかに映し出し、グイグイと物語に惹きつけられます。
アデルとエマ、7分間におよぶ女性同士のセックスシーンは大胆そのもの。美しい裸体をさらけ出し、肌と肌をぶつけ、身体中にキスし合う姿から「愛してる!」との想いがあふれ出します。アデルとエマから伝わるのは、ジェンダーを超えた一途な愛。狂おしいほどの恋をしたことのある人ならば、誰もがきっとその純粋な愛に胸を打たれること間違いナシです。