GLAM Editorial

感度高くてエロティック! 女性が悦ぶ、官能映画5選

『ピアニスト』(2001)

写真:Photofest/アフロ

2001年カンヌ国際映画祭で審査委員グランプリ、男優賞、女優賞の3冠を独占した衝撃作。『ファニー・ゲーム』のミヒャエル・ハネケ監督が、中年のピアノ教師エリカ(イザベル・ユペール)と、年下の男性ワルター(ブノワ・マジメル)の特殊な愛の行方を描く。ピアニストになるべく幼い頃から厳格に育てられたエリカは、40歳を過ぎても母と二人暮らしだった。演奏会で出会ったワルターから好意を向けられたエリカは、彼にある秘密を打ち明ける。

<ここに注目!>
なんと甘美な味わい! トイレでの官能シーン

母親に束縛され、おしゃれをすることも、男性と遊ぶことも許されず、厳格な道を歩んできたエリカ。常に人と壁を作り、ピシャリとすべてをはねつけるような態度が身に染み付いてしまっている彼女ですが、胸の内にはふつふつとした性的欲望を抱えていました。美しすぎる青年ワルターが「愛してます」とキラキラとした瞳を見せたとき、エリカはいよいよ爆発。波乱の幕開けとなるのが、トイレでの官能シーンです。

エリカの心の壁をぶち壊すかのように、彼女の入っているトイレの扉を乗り越えてくるワルター。抑えきれぬ欲望に身を任せてお互いの唇をむさぼり合う2人の姿は、トイレという場所の異質さも加わって、ドキドキ感マックス! エリカの痛々しいほどの戸惑いが嵐のように吹き荒れ、ショッキングなラストまで緊張感とともに突っ走ります。見終わった後には愛の交わし方やオンナの性欲について語り合いたくなるので、女性同士での鑑賞もオススメです。

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