先週、俳優のヴィン・ディーゼル(Vin Diesel, 48)のもとに名付け子から連絡があり、父親がDV容疑で逮捕されたため助けを求めていたことが分かった。
ヴィンは親友で俳優のヴァレンティーノ・モラレス(Valentino Morales)に4番目の子どもが誕生した時、名付け親になることを引き受けた。ヴァレンティーノが恋人を突き飛ばしたり、顔を殴ったりしたため、娘の1人が電話で『ワイルド・スピード』シリーズなどで知られるヴィンに電話で助けを求めたという。
当局が米芸能情報サイト「TMZ」に語ったところによると、ヴィンはヴァレンティーノが逮捕され、尋問されている間、名付け子たちのそばにいたという。ヴァレンティーノの恋人は起訴を望まなかったため、彼は釈放された。
TMZによると、ヴィンは4人の子どもたちが怖がらないように励まし、「騒ぎの間でも見事に子どもたちを落ち着かせていた」という。
ヴィンとヴァレンティーノは長年の友人で、2人はこれまでに9本の映画やビデオゲームで共演している。
ヴァレンティーノは常にヴィンの役者としてのキャリアを支え、米Men's Fitness誌とのインタビューでは次のように語っていた。
「世間は本当の彼の姿を知らない。知っているのは筋骨たくましい、タフガイな外見だけだ。でも彼は天才的な役者でもある」
ヴィンはかつて2005年の映画『キャプテン・ウルフ』で5人の子どもの子守をする元米海軍特殊部隊隊員を演じたことがある。また、現実でも子育てを経験しており、恋人でモデルのパロマ・ジメンネズ(Paloma Jimenez)との間には長女ハニア(Hania, 7)ちゃんと長男ヴィンセント(Vincent, 5)君、今年誕生した次女ポーリーン(Pauline)ちゃんを授かっている。
ヴィンはポーリーンという名前を『ワイルド・スピード』シリーズで共演し、2013年11月に不慮の事故で亡くなったポール・ウォーカー(Paul Walker, 享年40)さんにちなんでつけている。
「(ポールは)分娩室にいた」とヴィンは米情報番組「The Today Show」で司会のナタリー・モラレス(Natalie Morales)にポーリーンちゃんが生まれた時の様子を語った。「へその緒を切るとき、他にオレの頭の中には誰もいなかった。彼がいるとはっきり感じた。まるで、彼の思い出をオレの家族と世界の一部にするような気持ちだった」
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