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ラップ歌手のジェイ・Z(Jay Z)と妻でR&B歌手のビヨンセ・ノウルズ(Beyoncé Knowles)がコラボ曲「ドランク・イン・ラヴ」の著作権をめぐって訴訟を起こされていた件で、免訴を獲得したことが分かった。
ミツ(Mitsou)のアーティスト名で活躍するモニカ・ミツーラ・ユハーズ(Monika Miczura Juhasz)は昨年、ビヨンセとジェイ・Z、そしてプロデューサーのティンバランド(Timbaland)を相手に訴訟を起こし、1995年に披露した、祖母から学んだロマ民族のフォークソング「Bajba, Bajba Pelem」の音源を盗用され、「許可なくデジタル加工された」うえ、「ドランク・イン・ラヴ」に使われたと主張した。
ミツはニューヨーク州判事に対し、夫妻に金額は不明だが損害賠償金の支払いと、自分のボーカル部分を取り除かない限り曲の放送禁止を求めた。しかしニューヨーク州マンハッタン地区のシンシア・カーン(Cynthia Kern)最高裁判事は先日、訴えを却下し、同州公民法は「広告あるいは商取引に使用される名前や肖像、写真ならびに声にのみ書面による同意なく」適用されると判断した。
「裁判所は一貫して、公民権が文学や芸術的作品には適用されないという立場をとってきた」と判事は記している。
「『ドランク・イン・ラヴ』の曲とビデオが芸術的作品であることに議論の余地はなく、定着した法に鑑み、公民権は適用されない」
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