GLAM Editorial

2022.02.08(Tue)

今さら聞けないアートメイクとタトゥーの違い|それぞれの違いを9項目に分けて解説!

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アートメイクってタトゥーのことだよね?

 

と認識されている方は少なくありませんが、アートメイクとタトゥーは別物です。

 

とは言え、施術方法においては共通点もあるため、誤解されるのも無理はありません。

 

今回の記事では、これからアートメイク施術を受けようとお考えの方に向けて、

 

・アートメイクとは何か
・タトゥーとは何か
・アートメイクとタトゥーはどう違うのか

 

以上の内容について解説していきます。

 

せっかくアートメイク施術を受けるなら、施術の内容について正確な知識を持っておくに越したことはありません。

 

ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

 

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アートメイクとタトゥーは別物

最初にお伝えした通り、アートメイクはタトゥーではありません。

 

簡単に言えば、アートメイクは数年かけて消えていくものですが、タトゥーは永久に残るもの。

 

この時点で明確な違いがありますね。

 

ここで改めて、アートメイクとは何か、タトゥーとは何かをわかりやすく解説しておきましょう。

アートメイクとは

アートメイクとは、皮膚の表皮部分に専用の針を使用して色素を注入していく施術のことを言います。

 

ちなみに、表皮とは皮膚組織の最も外側にある層のこと。表皮層の奥に真皮層がありますが、アートメイクで色素を注入するのはあくまで表皮層です。

 

表皮は肌のターンオーバーにより常に新しく生成されるため、何ヶ月何年と期間が経過するにつれ、アートメイクで注入した色素は徐々に褪色していきます。

 

アートメイクの主な施術部位を挙げておきましょう。

 

・眉毛(一番人気)
・アイライン
・リップ
・ヘアライン

アートメイクで最も人気のある部位はダントツで眉毛。

 

眉毛アートメイクを施せば、すっぴんの状態でも常に眉毛が整っているため、日々のメイクもものすごく楽になります。

 

タトゥーとは

タトゥーとは、皮膚の真皮部分に専用の針を使用して色素を注入していく施術のことを言います。

 

針を使用して色素を注入するという点ではアートメイクと全く変わりありませんが、注目すべきは色素を注入する深さ。

 

アートメイクでは表皮部分にのみ色素を注入しますが、タトゥーはさらに奥の真皮部分に色素を注入していきます。

 

つまり、色素を入れる皮膚の深さがアートメイクとタトゥーの最大の違いとなります。

 

これで、アートメイクは消えるのに、タトゥーは消えない理由も明確になりましたね。

 

タトゥーは全身さまざまな部位に入れることが可能。

 

手首や足首にワンポイントタトゥーを入れる方もいれば、背中一面に大きなデザインをタトゥーで入れてしまう大胆な方もいます。

 

アートメイクとタトゥーの唯一の共通点

アートメイクがタトゥーと混同されるのは、両方とも「針を用いて色素を注入する」という施術だからです。

 

この点がアートメイクとタトゥーの唯一の共通点ですね。

 

色素を入れて定着させる、という意味ではアートメイクもタトゥーも変わりません。

 

だからこそ、世の中の多くの人たちが「アートメイク=タトゥー」と間違った認識をしてしまっているのでしょう。

 

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アートメイクとタトゥーの9つの違い

ではここからは、アートメイクとタトゥーの違いを、9つの項目に分けてさらに細かく解説していきましょう。

 

「結局似たようなものでしょ」と思う方も、以下の9項目を全て読み切る頃には、「アートメイクとタトゥーは完全に違うものなんだな」と理解できるはずです。

 

1.目的が違う

アートメイク施術の目的は、「メイクをしなくてもすでにメイク後のような美しさを手に入れる」、「すっぴんを美しく見せる」ことです。

 

眉毛のアートメイクをすれば、メイクをしなくても24時間消えることなく、理想どおりの眉毛が常に仕上がっている状態を維持できます。

 

出典:メディカルブロー公式HP

 

このように、アートメイクは「落ちないメイク」を手に入れることが目的となります。

 

一方でタトゥーの主な目的は「ファッション」もしくは「自分自身の主義を体に刻み込む」こと。

 

体の一部をキャンバスに見立て、好きなデザインやアートを刻み込むことができるタトゥーは、自己主張の一環として行われることがほとんど。

 

そして、「永久に消えないタトゥー」だからこそ、「何のデザインやアートを彫るか」という想いの部分がかなり強いのも特徴です。

 

 

2.針を入れる深さが違う

この部分はおさらいになりますが、アートメイクとタトゥーの違いを語る上で絶対に外せないのが「色素を注入する皮膚の深さの違い」です。

 

アートメイクは表皮部分に針を入れ色素を注入するのに対し、タトゥーは表皮のさらに奥、真皮部分に色素を注入

 

これにより、アートメイクは永久に持続するものではなく、タトゥーは永久に残るものという違いが生まれます。

 

3.持続期間が違う

アートメイクの持続期間については一概に◯年などと回答することはできません。

 

なぜなら、アートメイクで色素を注入する表皮はターンオーバーを繰り返していますが、このターンオーバーのサイクルには個人差があるからです。

 

さらには、施術者の技術レベルや、施術の方法などによってもアートメイクの持続期間が変わります

 

あくまでも個人差があることを踏まえた上で、アートメイクの平均持続期間をお伝えすると、おおよそ半年から2年間となります。

 

とは言え、「半年経ったから一気に消えてなくなる」、というわけではなく、「ある期間を過ぎたあたりから、徐々に薄くなっていく」という消え方なのでご安心ください。

 

一方、タトゥーは小さいタトゥーも大きいタトゥーも、体のどの部位に入れたタトゥーであろうと「永遠に消えることがない」のが特徴です。

 

4.施術に伴う痛みが違う

アートメイクとタトゥーでは痛みのレベルが異なります。

 

アートメイクは完全無痛とは言いませんが、痛みのレベルはかなり低め、場合によってはほぼ無痛といえるほど。

 

一方タトゥーはほとんどの方が施術時に強い痛みを感じます。

 

理由は明確に以下の2つです。

 

・針を差し込む深さがタトゥーの方が深いから
・タトゥーは麻酔不使用、アートメイクは麻酔使用だから

 

アートメイクは医療行為なので、資格を持った施術者が施術にあたります。医療機関での施術ですから、当然麻酔を使用することが可能

 

しかし、タトゥー施術を担当する彫り師やタトゥーアーティストなどと言われる人たちのほとんどは、医師免許を持っていません。そのため麻酔を使用せずに施術をするのです。

 

なおかつ、針を入れる深さはタトゥーの方が深い!となれば、当然タトゥーの施術中は強い痛みを感じるのも納得ですね。

 

5.使用する色素が違う

アートメイクとタトゥーでは注入する色素の種類にも違いがあります。

 

・アートメイクで使用する色素・・ごく微量の金属を含む色素で安全性が高い
・タトゥーで使用する色素・・アートメイクよりも多くの金属を含む色素(である場合が一般的)

 

金属?と聞いて怖いイメージを持つ方も多いと思います。

 

確かに、皮膚に注入する色素に金属が多く含まれていれば、安全性は低くなります。

 

ただし、アートメイクで主に使用される色素に含まれる金属はごくわずか。人体に取ってもほぼ無害なので気にする必要はありません。

 

一方で、タトゥーで使用されている色素には、アートメイクの色素と比較してより多くの金属が含まれていることがほとんど。

 

使用する色味や色の濃さ、またタトゥーを入れる範囲によっても金属含有量は変わります。

 

タトゥーを入れる場合には、金属含有量の高い色素を使用する可能性が常にあるため、少なくともそのリスクを理解しておく必要がありますね。

 

6.施術を受ける場所が違う

アートメイクとタトゥーは、施術が受けられる場所も異なります。

 

・アートメイク・・医療機関での施術
・タトゥー・・彫り師、タトゥーアーティストのいるお店での施術

 

ちなみに、アートメイクに関しては医療機関での施術が正解ですが、探せばいくらでも「サロン」などでのアートメイク施術の情報が出てきます。

 

サロンでのアートメイク施術は「医療機関での施術」ではないため、法律違反に該当します。

 

安全なアートメイク施術を受けられない可能性が多いにあるため、絶対に選ばないようにしましょう。

 

 

7.施術者が違う

アートメイクとタトゥーは、施術を担当する施術者が違います。

 

針を使用し皮膚に直接色素を注入するアートメイク施術は、医療行為に該当するため、医師もしくは看護師資格を保有す流施術者による医療機関(クリニック)での施術が必要となります。

 

一方、タトゥーは医療行為ではありません。

 

以前はタトゥーアーティストや彫り師と呼ばれる人たちは、皆医師免許を保有している必要があったのですが、2001年に法改正がおこなわれ、「刺青・タトゥーは医師法に反しない芸術的なものである」という理由から、医師免許は不要とされたのです。

 

つまり、タトゥーの施術を担当する施術者は、医師や看護師の資格を持っていない場合がほとんど。

 

タトゥーに関しては「彫り師」、「タトゥーアーティスト」などと呼ばれる施術者による施術が一般的です。

 

8.ダウンタイムの長さが違う

ダウンタイムとは、施術を受けた後、通常通りの生活に戻るまでの期間を意味します。

 

アートメイクとタトゥーでは、ダウンタイムの長さも違います。

 

・アートメイクのダウンタイム・・施術部位により異なるが2日〜1週間程度
・タトゥーのダウンタイム・・1週間〜2週間

 

タトゥーはアートメイクと比較して、皮膚の深い部分に針を刺して色素を注入します。

 

そのため、アートメイクよりもタトゥーの方が皮膚に与えるダメージは大きくなります。

 

タトゥーを入れた直後、ダウンタイムの初期は化膿止めの軟膏などを塗り、施術部位をガーゼなどで保護します。この間は施術部位を濡らさないようにします。

 

ガーゼを外してからのダウンタイム後半も、施術部位に引き続き軟膏や乾燥防止のワセリンなどを塗り、引き続き施術部位を極力濡らさず、しっかり守りながら日常生活を送る必要があります。

 

一方、皮膚の表皮部分までしか色素を注入しないアートメイクは、ダウンタイムの期間も短め。

 

長くても1週間ほど「洗顔を控えて保湿を徹底する」ことで、ダウンタイムは問題なく過ぎていくケースが一般的です。

 

 

9.日常生活に及ぼす影響が違う

アートメイクとタトゥーでは、施術後の日常生活に及ぼす影響の大きさも異なります。

 

アートメイクは施術後の日常生活に差し支えることはまずありませんが、タトゥーに関しては、以下の点において制限されててしまう可能性が高いです。

 

・MRI検査が受けられない
・プールや温泉に入れない
・必要に応じて周りの人に隠す必要がある

 

アートメイクの場合は上記の心配はまず不要です。

 

タトゥーを入れるとなれば、それなりにその後の生活に支障をきたす可能性があることも視野に入れておかなければなりませんね。

 

 

アートメイクならではの2つのメリット

最後に、タトゥーではなくアートメイクだからこそ得られる2つのメリットについて解説しておきましょう。

 

1.永久に持続しないため定期的な修正が可能

アートメイクは必ずいつか色褪せて消えていきます。この点はアートメイクならではのメリットとも言えます。

 

なぜなら、メイクには流行り廃りがあり、「今っぽいメイク」が2年後も今と同様に最先端のメイクである保証はないからです。

 

時間をかけて褪色してしまうアートメイクだからこそ、定期的なリタッチでデザインを変えていくことが可能なのです。

 

仮にアートメイクがタトゥーのように永遠に消えないものだとしたら、施術を受けるべきかどうかの判断も難しくなりますよね。

 

いつまでも消えないわけではないからこそ、アートメイクはこれほど多くの人々に受け入れられているのでしょう。

 

2.医療機関で安全な施術が受けられる

アートメイクは医療行為に該当しているため、医療機関で安全性の高い施術が受けられる点も、タトゥーでなくアートメイクだからこそ得られるメリットです。

 

前述のとおり、中にはサロンなどでアートメイク施術を行うところもたくさんあります。ですが、それらのサロンは選ばなければ良い話。

 

医療機関であるクリニックで施術が受けられるとなれば、初めてアートメイクに挑戦する方にとっても大きな安心材料になるはずです。

 

 

まとめ

今回は、よく疑問に思われがちな、アートメイクとタトゥーの違いについて、細かく解説しました。

 

アートメイク=タトゥーと認識されていた方も、ここまで読んでいただければきっと、何が明確に違うのかが理解いただけたことでしょう。

 

「アートメイク施術のことがもっと知りたい!」、「どのクリニックを選べば良いか教えてほしい」、という方は、ぜひこちらから編集部が太鼓判を押すおすすめクリニックについて見てみてくださいね!

 

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執筆者

GLAM編集部 美容チーム

10代から美容に興味を持ち、社会人になると美容クリニックに通い始めて脱毛・ハイフ・ダーマペンなどを取り入れ、、、アラサーになってからはアートメイク、美容整形まで!ありとあらゆる美容情報に触れて、実践もしてきた “30代女子” の私たちだからこそ言える、「キレイになりたい」皆さんに役立つ情報をお届けします♡

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