12日はみずがめ座満月です。自分自身や身近な環境に目を向けることになるかもしれません。
夏の盛りに迎える満月がどんなメッセージを送っているのか、詳しく見ていきましょう。
第4ハウスで起こる満月
12日のみずがめ座満月は、「家・身内・自分軸・ごく身近な環境」をあらわす第4ハウスで起こります。
また、自分軸ができあがる度数で満月が起こるので、プライベートを落ち着いた状態に整えられるでしょう。
・安心してすごせる居場所を見極める
・より良い住まいを探して引っ越しを検討
・家族や身内と呼べる人との信頼を深める
・ごく親しい人間関係を整理する
・自分軸を固めて自信をつける
こうした心がけをすることで今の自分に必要なものが手に入ります。そして、地に足がついて周りの影響を過剰に受けなくなり、「もう必要ない」と感じることとは距離を置いて、変えたい部分は大胆に変えられるでしょう。
満月に寄り添う土星のメッセージ
今回の満月には「管理・節制・慎重・保守的」をあらわす土星が寄り添い、プライベート空間や身近な人との関係性にしっかり向き合うことが重視されています。
家族との間にやりきれない思いを抱えていたり、甘えがちだったり、あるいは心が休まらない環境に身を置いていたりするなら、そのままにしないで解決の糸口を探りましょう。
「いつかどうにかなるだろう」となりゆき任せにするより、自分で「これが私にとってベスト」といえる判断をくだすことが大切です。
また、リラックスできる居場所を見極めることで、アイデンティティがより明確になります。自分が何者なのか、どこにいるべきなのかわからず、不安や寂しさを抱えている人は安心できるようになるでしょう。
葛藤をもたらす満月
今回の満月には、おうし座の天王星・ドラゴンヘッド・火星が90度の角度を取り、葛藤を生み出しています。
これはTスクエアというインパクトのあるアスペクト(角度)で、実感としては「どうしよう」と不安をかき立てられたり、「どうにもこうにもならない。やるしかない」と覚悟を決めることになったりするはず。正直なところ、メンタル面はあまり穏やかではないのです。
でも、これこそが12日のみずがめ座満月のポイントで、自分軸やごく身近な人間関係・環境をシビアに整えていったとき、「このままではいられない」と決断するべき部分がでてくるでしょう。
天王星はみずがめ座の守護星で「変化・改革・革命」を象徴するのもあり、アレコレ迷っても最終的には大胆な決断を下すことになるはずです。
特に、人間関係は丸く収めようとしなくて大丈夫。「この人とはもう一緒にいられない」と感じたら離れるべきですし、「この人と親しくなりたい」と思う人がいれば、これまで仲良くしていた人と距離ができても新しい縁に注目するといいでしょう。
実家を出てひとり暮らしをするのもいいかもしれません。血のつながった家族、付き合いの長い友人に対しても正直にジャッジすることが大切です。
人生は変化の繰り返し
人間の価値観は意外に柔軟で、日々の出来事や人との関わりに影響されてどんどん変わっていきます。ずっと一緒とは限らないのです。
また、価値観が変われば人間関係・環境も自然と変化します。友人や家族と話が合わなくなり、リラックスできていたはずの場所を物足りなく感じることもあるでしょう。
12日のみずがめ座満月は、そんな違和感を浮き彫りにして「次に進もう」と背中を押してくれます。身体が成長するとそれまで着ていた服が着られなくように、「なんだか違う」と感じたらしっくりくる場所・人間関係を別に見つける必要があるのです。
戸惑いはあっても潔い判断を下すといいでしょう。
(沙木貴咲/占い師)