GLAM Editorial

2022.12.13(Tue)

年末年始に今年の疲れをリセット! 日々の疲れの原因と対処法

 

「最近疲れやすくて、仕事から帰るとぐったりしてしまう」

「年末年始のイベントや大掃除があるのに、体力がなくて心配」

「疲れやすさの対処法を知りたい」

このような悩みをかかえていませんか?

 

疲れやすさやだるさが続いていても、原因がわからなくて悩んでいる方は多いのではないでしょうか。疲れやすさを改善するためには、原因を理解して対処することが重要です。そこで今回は、疲れやすくなる3つの原因や対処法について、薬剤師がご紹介します。

 

1 疲れやすくなる原因とは?

何をしても疲れやすさを感じる理由は一体なんなのでしょうか。ここでは、疲れやすくなる原因を3つご紹介します。

 

1-1 運動不足

デスクワークやインドア派で日頃から運動不足の方は、筋肉がかたまって疲労が蓄積しやすい体質になっているかもしれません。

 

「疲れているときに運動をしたら、もっと疲れるのでは?」と思うかもしれませんが、疲れているときこそあえて動くことが大切です。運動することで血行がよくなり、自律神経のバランスを整えたり、疲労物質を除去したりする働きが期待できます。

 

1-2 睡眠不足

睡眠中は、疲労回復に関わる「成長ホルモン」が分泌されますが、睡眠不足の状態では分泌量が低下してしまいます。

 

適切な睡眠時間は、日中の活動量や個人差で変わりますが、一般的には6.5時間~7時間程度だといわれています。(※1)日々の仕事や家事で十分な睡眠時間を確保できない方は「寝る前のスマホやカフェインを控える」「寝具を見直す」といった工夫で睡眠の質を高めましょう。

 

1-3 病気の影響

日頃の疲れやすさの原因には、慢性疲労症候群やうつ病などの病気がかくれている可能性もあります。なかなか改善しない場合や、微熱、不安、不眠などの症状が続く場合は、無理をせずに医師へ相談しましょう。

 

2 元気に過ごしたい! 疲れやすさの対処方法

何をしてもすぐ疲れる状態だと、日々の生活を楽しめないですよね。ここでは、毎日を元気に過ごすための疲れやすさの対処方法を3つご紹介します。

 

2-1 ビタミンB群を摂取する

ビタミンB群のなかでも、とくにビタミンB1・B2・B6は疲労回復に重要な栄養素です。豚肉やレバー、牛乳、納豆、玄米などを摂るようにしましょう。

 

また、ビタミンB群は「水溶性ビタミン」なので、一度にたくさん摂取しても体外にでていきやすいという特徴があります。そのため、まとめて摂取するのではなく、日々の食事のなかにこまめに取り入れましょう。

 

2-2 簡単な運動を習慣化する

ウォーキングやストレッチなどの簡単な運動を習慣化することで、血流を促して老廃物がたまりにくいからだに近づけます。エレベーターではなく階段を使うようにしたり、一駅分歩いたりするような簡単な運動でも効果的ですよ。

 

2-3 湯船につかる

入浴の際、湯船につかることで筋肉がゆるんで血行がよくなります。その結果、体内の老廃物が排出されて疲れが取れやすくなるのです。

 

寝る1〜2時間前に38〜40℃のぬるめのお湯につかると、からだを休める副交感神経が優位になって睡眠の質も高まるのでおすすめです。

 

3 疲れやすさには漢方薬もおすすめ!

疲れやすさを解消するためには、運動や睡眠、食事などの生活習慣の工夫に加えて、漢方薬を活用するのもひとつの方法です。

 

漢方薬は、「肉体的な疲れ」に対して足りない栄養を補うだけでなく、消化・吸収の機能をよくして必要なところに栄養を届け、根本から肉体の疲れやだるさの改善を目指すことが可能です。

 

また、精神的なストレスによる疲れには、「ストレスで乱れた自律神経を整える」「睡眠の質を上げてストレスを改善する」などの作用によって疲労を軽減する漢方薬を選びます。

 

漢方薬は疲れの原因を根本から改善するため、疲れにくいからだを手に入れられるでしょう。

 

ここでは、疲れやすさの改善におすすめの漢方薬を2種類紹介します。

 

<疲れやすい方におすすめの漢方薬>

 

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう):「気」を補って、疲労を回復して気力を高めます。元気がなく、胃腸が弱くて疲れやだるさで悩む方におすすめです。(※2)

 

・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):不足している「気」と「血」を補って、からだの疲れやすさを改善します。体力が低下していて、手足の冷えや貧血で悩む方におすすめです。(※3)

 

漢方薬を選ぶ際に重要なポイントは、自分の症状や体質に合ったものを選んでいるかどうかです。症状や体質に合っていないと効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用を招く可能性もあります。

 

しかし、どの漢方薬が適しているのかを自分自身で見極めることは、なかなか難しいですよね。最近では、AI(人工知能)を活用した「あんしん漢方」のようなオンライン相談サービスも登場してきました。

 

AIを活用し、漢方のプロが自分に適した漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が可能です。ぜひ活用してみてください。

 

あんしん漢方(オンライン漢方)

 

4 疲れにくいからだを手に入れ、年末年始を楽しく過ごしましょう!

疲れやすさを改善して元気に過ごすためには、疲労回復に役立つ食材を取り入れたり、日々の入浴習慣で血行を促したりすることなどが大切です。

 

それらの工夫に加えて、根本から体質改善を目指せる漢方薬を試してみるのもおすすめですよ。疲れやすい体質を改善し、年末年始を元気で楽しく過ごしましょう!

 

参考文献

 

(※1)放っておくと怖い「睡眠負債」。寝不足がもたらす心身への影響と対処法を大学教授に聞いた 

https://www.toyo.ac.jp/link-toyo/life/sleep_debt/

 

(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ補中益気湯エキス顆粒(医療用)」

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8542

 

(※3)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ十全大補湯エキス顆粒(医療用)」

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8540

 

 

 

 

<この記事を書いた人>

稲嶺

 

薬剤師 稲嶺 千春
北陸大学薬学科卒業後、製薬企業や調剤薬局に勤務。
様々な経験をする中で、対症療法ではなく、漢方による根本治療の大切さを実感する。漢方薬の力をより多くの方に広めるために、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で情報発信をしている。

 

 

 

 

 

 

 

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