グアムといえばビーチの印象が強いですが、自然を間近で楽しめる観光地もいくつかあります。その中でも、グアム中心地からやや離れた場所にあり、観光客の間で人気を誇っているのが「タロフォフォの滝」です。
筆者は実際にタロフォフォの滝や、近くにある横井ケーブなどにも訪れたので、現地の様子や入場料金、営業時間、アクセス方法などを紹介します。タロフォフォの滝を見に行こうか悩んでいる方にとって役立つ内容なので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
タロフォフォの滝とは
タロフォフォの滝は、グアムの東海岸・タロフォフォ地区にある、グアム最大の滝です。タロフォフォ川の支流にあり、3段の滝になっています。一番大きな滝で幅約28メートル、高さ12メートルです。
タロフォフォの滝は「タロフォフォの滝公園」という公園の中で見られるスポットの1つ。タロフォフォの滝を見に行くには、入場料を支払い、ロープウェイでアクセスすることになります。
また、タロフォフォの滝公園には、タロフォフォの滝と同様に有名な「横井ケーブ」があります。元日本兵の横井庄一氏が、終戦を知らずに28年間潜伏生活を行っていた洞窟、そのレプリカである横井ケーブを見られますよ。
グアム観光の中心地・タモンから約37km、車で約45分と、中心街からやや離れた場所にあります。見ごたえのある場所なので、ぜひレンタカーを借りて訪れてみてください♪
なお、タロフォフォの滝や横井ケーブなども見に行くと、土で靴が汚れます。新品の靴などを汚したくない方は、履物に注意しましょう。
タロフォフォの滝公園はどのようなところ?実際に訪れました!
実際に訪れた体験談をもとに、タロフォフォの滝や、タロフォフォの滝公園内にあるほかのスポットについても紹介します♪
タロフォフォの滝公園到着~入園
筆者は、タモンからレンタカーを使ってタロフォフォの滝公園にアクセスしました。途中から単調な道が続くので、非常に運転しやすかったです。駐車場につくと、タロフォフォの滝公園の入口は目の前です。
入園料+ロープウェイの20ドルを支払い、入場します。入場すると、横井庄一氏が潜伏生活を送っていた洞窟や、横井夫婦の訪問記念写真などが展示されています。
ロープウェイ乗車~タロフォフォの滝へ
そのまま道に沿ってまっすぐ進んでいくと、ロープウェイ乗り場があります。階段を上り、スタッフにチケットを渡すと、ロープウェイに乗車です。
少し待っていると、乗車口にゴンドラが到着。(おそらく)4人乗りできるほどの大きさです。ロープウェイのゴンドラは古さを感じます。
ゴンドラが発進すると、タロフォフォ川や周りの山々の雄大な景色が広がります。
ゴンドラが到着して階段を下っていくと、目の前には壮大な1段目のタロフォフォの滝が見えてきます。
さて、グアム最大の滝を見るために、奥の滝に向かって下の画像のようなつり橋をいくつか渡って、進んでいきます。つり橋といってもそこまで高さがあるわけではないので、極度の高所恐怖症でない限り、多くの方が渡れると思います。
タロフォフォの滝は、間近まで近づくことができます。すべらないように足元に注意しつつ、滝まで近づいていくと、水が勢いよく落ちていく荘厳な様子を目の当たりにできますよ。
ぜひタロフォフォの滝を背景にして、写真を撮ってみてくださいね♪
横井ケーブへ
公園内には、タロフォフォの滝のほかにも見ておきたいスポットがいくつかあり、あわせて訪れてみてほしいものです。たとえば、有名なのが、先ほども紹介した「横井ケーブ」です。
本物の横井ケーブは私有地なので立ち入り禁止ですが、レプリカは公園内で見ることができます。先ほどのタロフォフォの滝の近くから山道を約10分進んでいくと、横井ケーブに到着します。道中は道が整備されていますが、足元はすべりやすくなっているので、注意して進んでくださいね。
横井ケーブまでの道中には、横井庄一氏にかかわる写真や、潜伏生活を送っていた洞窟のイラストなどを見ることができます。日本語での表記もあるので、休憩がてら、ぜひ見てみてください。
そのまま先に進んでいき、タロフォフォの滝公園から歩き始めて約10分で、横井ケーブに到着しました。横井庄一氏の潜伏生活の洞窟(レプリカ)を間近で見られるので、ぜひ上から覗き込んでみてください!
グアム歴史館
さて、横井ケーブを見終わり、タロフォフォの滝近くまで歩いて戻ってくると、実は「グアム歴史館」があります。歴史館では展示物がいくつかあり、先史チャモロ時代からスペインや日本などの占領を経て、現在のグアムに至るまでの歴史の変遷を知ることができます。
細かな歴史の説明があるわけではないのですが、グアムの歴史の流れをやんわりと知ることができるので、ぜひ歴史館にも足を運んでみてください。なお、所要時間は5分程度です。
グアムの歴史については、以下の記事でも詳しく解説しているので、グアム旅行する方はあわせて参考にしてみてください。歴史にかかわる「チャモロ」という言葉はグアムでよく聞くので、歴史を知っておくだけで、グアム旅行の楽しさは倍増します。
参考:グアムのチャモロ文化を深く知ろう! チャモロ人が育んできたチャモロ文化に触れてみよう
お化け屋敷や遊園地(?)なども
さて、一通り見終わったので、再びロープウェイに乗って、タロフォフォの滝公園入口近くまで戻ります。
実は、ロープウェイに乗る前(入園料金のみで入れるエリア)にも、いくつかスポットがあります。
たとえばお化け屋敷。お化け屋敷といっても人が出てくるタイプではなく、センサーに反応して展示物が驚かせるタイプ。怖いもの好きな方はぜひチャレンジしてみてください!
また、今は使われていないであろう遊園地もありました。昔の名残でしょうか。
さらに、18禁エリアの「愛の園」があり、中には大人向けの彫像があります。詳細はここでは書きませんが、教育上良いエリアとは言えません。
気心の知れた大人同士で行くならまだしも、子連れの方はお子さんが興味をもって入らないように、親は注意してください。
タロフォフォの滝公園の料金・営業時間・住所
タロフォフォの滝公園の入園料金は、次の通りです。
チケット | 料金 |
入園料金+ロープウェイ | 大人(12歳以上):20ドル 子ども(6~11歳):10ドル |
入園料金のみ(ロープウェイなし) | 大人(12歳以上):10ドル 子ども(6~11歳):6ドル シニア:8ドル |
※2023年1月23日時点の情報です。最新の情報は公式HP等からご確認ください。
この記事をご覧の方はタロフォフォの滝を見ると思いますので、「入園料金+ロープウェイ」のチケットを購入するようにしましょう。
営業時間については、以下の通りです。下記にも記載の通り、祝日を除く月~木曜日は休園しているので注意しましょう。
営業時間 | 金・土・日・祝日の9:00~17:00 (祝日を除く月~木曜日は休み) |
※2024年4月26日時点の情報です。最新の情報は公式HP等からご確認ください。
タロフォフォの滝へのアクセス方法
タロフォフォの滝へ行くには「レンタカー」または「ツアー」を利用することになります。各アクセス方法について、次から詳しく解説します。
レンタカー
タロフォフォの滝へのおすすめアクセス方法がレンタカーです。タモンからは約37km、車で約45分の距離です。筆者もレンタカーを運転してタロフォフォの滝の滝に行ったことがあり、道中は単調な道路が続くので、比較的運転しやすくなっています。
駐車場が併設されており、駐車料金は無料です。
実はグアムでは、21歳以上で、30日以内の滞在に限り日本の運転免許証で運転できます。国際免許証は必要ありません。
「左ハンドル・右側通行」「赤信号でも右折可能(一部を除く)」「乗降のために停車しているスクールバスを追い越してはならない」といった、グアムならではの交通ルールがあります。
ただ、これらの交通ルールに慣れると、とても運転しやすいのがグアムの魅力。道幅が広い道路が多く、温厚な運転をする方が多いので、ある意味日本より運転しやすいかも。
タロフォフォの滝を含めて、グアム旅行をより充実させるためには、レンタカーは必須です。グアムの運転ルールについては、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください!
参考:グアム旅行にはレンタカーがぴったり!予約方法や運転ルールを紹介♪
ツアー
現地でレンタカーを運転するのが怖い方などは、ツアーを使ってタロフォフォの滝に訪れましょう。2024年4月時点、ミキリムジンサービスがハマーリムジンまたはリムジンによる南部一周プランを催行しており、そのツアーの中にタロフォフォの滝が含まれています。
リムジンの料金は240ドル、ハマーリムジンは530ドルです。乗車人数によっては、複数人で費用を負担すればレンタカーよりも安く抑えることも可能なので、ぜひ活用してみてください♪
まとめ:ぜひタロフォフォの滝に訪れよう
タロフォフォの滝は、グアム最大の滝です。自然の荘厳さを間近で感じられるスポットとして、観光客の間で人気を誇っています。
また、タロフォフォの滝だけでなく横井ケーブやグアム歴史館などのスポットも多くあり、十分に楽しめる場所です。
タロフォフォの滝はタモンからやや離れた場所にあるので、レンタカーやツアーを利用して訪れてみてください!個人的には、グアムのドライブは気持ちいいので、レンタカーで行くことをおすすめします♪