GLAM Editorial

2024.06.17(Mon)

「梅雨だる」に悩む方必見!原因やセルフケアできる対処法を紹介

 

湿度が高く、気圧が下がる梅雨時期は「梅雨だる」に悩む方が増えるといわれています。

梅雨に増える不調や原因、不調を解消するためのセルフケアを紹介します。

1.  梅雨の時期に起きがちな不調

梅雨の時期には、以下のような不調に悩む方が増えるといわれています。

1-1. 頭が重い・痛い

梅雨の時期は肩がこり、それが原因で頭が重く感じたり、頭痛を感じたりする方が増えるようです。

また、偏頭痛の症状を訴える方も多くなるといわれています。

1-2. めまい

梅雨によってめまいを起こし、からだを動かすことがだるいと感じる方もいるんだとか。

からだを動かせないことから気分が憂鬱になり、普段よりもイライラして怒りっぽくなる方も多いようです。

1-3. 食欲不振

特定の原因が思い当たらないのに、食欲不振を訴える方が増えるのも梅雨の特徴です。

食欲がなくなり栄養バランスが崩れることにより、さらなる頭痛やめまい、イライラにつながることもあります。

1-4. 下痢気味

消化不良や下痢の症状が出る方もいます。

「便秘気味なのに、実際に排便したら下痢だった」と、便秘と下痢の両方の症状を訴える方もいるようです。

1-5. からだがむくむ

梅雨の時期は、からだがむくんでしまう方もいます。

からだのむくみによって運動不足になり、頭痛や食欲不振、イライラを引き起こしてしまうこともあります。

2. 梅雨の時期に体調を崩す原因

梅雨時期に上記のような不調を引き起こす主な原因は、以下の3つです。

2-1. 低気圧

低気圧状態になると、からだの副交感神経が優位になります。

からだをリラックスモードにする副交感神経が優位になることは、だるさやめまいを感じる原因となるでしょう。

 

また、低気圧が続くとヒスタミンという炎症物質の分泌量が増えるといわれています。

これにより、肩こりや偏頭痛が引き起こされることがあるようです。

2-2. 激しい寒暖差

梅雨は1日ごとに寒い日と暑い日が交互にきたり、1日のなかでも寒暖差が激しくなったりしやすい時期です。

これにより自律神経のバランスが崩れてストレスを感じ、食欲不振となる方もいるでしょう。

自律神経のバランスが崩れると胃腸の機能が低下し、消化不良や下痢、便秘などの症状があらわれることもあります。

2-3. 高い湿度

湿度が高いと、体内に余分な水分がたまりやすくなります。

からだのさまざまな部分に余分な水分がたまることで、むくみや頭痛、食欲不振、下痢といった症状があらわれるでしょう。

3. 梅雨だるを解消するセルフケア

梅雨だる解消のために、おすすめのセルフケアを3つ紹介します。

3-1. 自律神経を整える

不調の解消のためには、自律神経のバランスを整えましょう。

規則正しい生活を送り、栄養バランスを考えた食事を3食食べることが重要です。

夜にしっかり眠るためには、朝にしっかり日光を浴びて体内時計をリセットすることも効果的。

日中にウォーキングや階段の上り下りといった適度な運動も行いましょう。

 

また、漢方薬は自律神経の乱れの改善を得意としています。

梅雨時期に乱れた自律神経を整えるためには、以下の漢方薬の服用がおすすめです。

 

<自律神経の乱れが気になる方におすすめの漢方薬>

・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):神経の高ぶりをおさえ、自律神経のバランスを整えて、イライラや不眠を改善します。(※1)

・加味逍遙散(かみしょうようさん):血行を改善して栄養を補い、エネルギーの流れを整えることで自律神経の乱れに働きかけ、イライラやのぼせを改善します。(※2)

 

生活リズムや食事内容、睡眠環境の改善だけでは不調が解消しない方は、このような漢方薬の服用も検討してみてくださいね。

3-2. 体温調節を行う

寒暖差によるストレスを防ぐためには、体温調節しやすい服装を心がけましょう。

暑い日でも薄手の上着を持っておくと、急に寒くなったときに対応できます。

 

また、梅雨はエアコンを効かせるオフィスやショッピングモールが増える時期です。

雨で濡れたからだでエアコンの強い風に当たると、一気にからだが冷えて不調の原因になりかねません。

エアコンの風が直接当たらない場所に座ったり、上着を羽織ったりして対策しましょう。

3-3. からだの水分を排出する

むくみや頭痛、食欲不振が気になる方はからだの余分な水分を排出しましょう。

夏野菜や海藻類に多く含まれるカリウムを摂ることで、からだの余分な水分の排出が促されます。

トマトやナス、キュウリ、わかめや昆布を食べてみましょう。

 

また、漢方薬の服用によってからだの余分な水分を排出することもできます。

 

<余分な水分の排出におすすめの漢方薬>

・五苓散(ごれいさん):水分代謝を整えてからだにたまった余分な水分を排出し、むくみや頭痛、吐き気などの症状を和らげます。(※3)

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう):水分代謝を促して水分を排出することで、むくみや水太りを解消します。(※4)

 

このように、漢方薬は自律神経のバランスや水分代謝を整えることで、梅雨だるの症状を軽減する効果が期待できます。

一方、自分の体質や不調の原因に合う漢方薬を服用しないと、思わぬ副作用に悩まされることがあります。

 

そこで、漢方薬を服用する際におすすめなのが「あんしん漢方」のサービスです。

薬剤師が最新のAIを用いて最適な漢方薬を提案してくれるため、知識がない方も安心して服用できますよ。

 

あんしん漢方

 

4. 梅雨だるは症状に合わせて対策しよう!

梅雨は、普段とは違うからだの不調に悩まされる方が多い時期です。

自分の不調に合った対策をすることで梅雨を乗り越え、これからの夏に備えていきましょう!

 

 

 

参考URL

(※1)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ柴胡加竜骨牡蛎湯エキス顆粒(医療用)」

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=7943

 

(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ加味逍遙散エキス顆粒(医療用)」

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8230

 

(※3)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ五苓散エキス顆粒(医療用)」

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=7941

 

(※4)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ防已黄耆湯エキス顆粒(医療用)」

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=7951

 

 

<この記事の監修者>

 

 

漢方

 

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師を経て食養生の大切さに気付く。

牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニューも開発。健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘル-youtubeチャンネルで簡単薬膳レシピ動画を公開中。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=212333e3glam0095

OTHER ARTICLES

Other Articles

おすすめ記事

RECOMMEND

Recommend