GLAM Editorial

2024.08.30(Fri)

正しい水分補給とは?脱水症状を防ぐ水分補給のタイミングや方法を紹介!

 

「脱水症状で倒れるのは嫌だ!」

「水分を摂り過ぎると、頻繁にトイレに行くのが面倒」

 

夏になると、このような悩みを抱える方も多いでしょう。

とくに、外出中は頻繁にトイレに行くのが難しいため、水分を控えて脱水症になる方もいます。

脱水症や頻尿を防ぐために、正しい水分補給のタイミングや方法を把握しておきましょう。

1. 脱水症とは

脱水症とは、体内に入る水分量と体内から出ていく水分量が一定に保たれなくなり、体液のバランスが崩れた状態を意味します。

脱水症の主な原因や、脱水状態ごとの症状を紹介します。

1-1. 脱水症の原因

体調不良や水分を摂る時間がなく、体内に入ってくる水分量が減ることが脱水症の一因です。

また、発汗、下痢、嘔吐、頻尿、出血といった原因で体外に排出される水分量が増えることで脱水症を引き起こすこともあります。

 

とくに、年齢を重ねると代謝によって生成される水分量が減少し、脱水症を引き起こしやすくなるので注意が必要です。

1-2. 脱水状態による段階別症状

脱水状態による症状は、状態によって変化していきます。

 

・軽度:めまい、ふらつき、口渇、からだのだるさ

・中等度:頭痛、悪心、汗や尿の量の減少、体温の上昇

・高度:意識障害、痙攣

 

脱水状態のまま対策をとらずに放置すると、全身の臓器に血液が流れなくなり、臓器不全の原因になりかねません。

意識的に水分を摂り、脱水状態を防ぎましょう。

2. 脱水症を防ぐ対策

脱水症を防ぐためには、以下のような対策をとるのがおすすめです。

2-1. 水分補給のタイミング

1日に摂る理想的な水分量は「体重(kg)×40mL」です。

つまり、体重50kgの方なら2,000mL、60kgの方なら2,400mLの水分が必要となります。

 

ただし、この量を一気に飲むと胃腸に負担がかかるので、下記のタイミングで水分補給をしましょう。

 

・起床時

・食事中

・入浴前

・就寝前

 

上記のタイミングで、コップ1杯(200mL)の水分補給をしてください。

また、その他にも1時間半~2時間おきに水分補給をすることも大切です。

 

外出時は、ペットボトルや水筒で水分を持ち歩き、こまめな水分補給を心がけてください。

2-2. 水分不足のサイン

一般的に「喉が渇いた」と感じたときは、既に水分が不足しています。

喉の渇きを感じるよりも前に、自分でタイミングを決めて水分補給をしましょう。

 

また、尿の間隔でも水分不足かどうか判断できます。

個人差がありますが、日中適切な量の水分が摂れていれば、2~3時間に一度は尿意を催すでしょう。

3時間以上トイレに行かない場合、水分不足の可能性が高いので水分補給してください。

 

尿を出す際は、尿の色もチェックポイントのひとつ。

正常な尿の色は薄い黄色ですが、脱水状態だと色が濃くなります。

濃い黄色、あるいは茶色に近い色の場合、水分が不足しているので速やかに水分補給しましょう。

2-3. 食事からの水分補給も大切!

お茶や水といった液体からだけではなく、食事からも水分補給が可能です。

味噌汁やスープのような汁物を献立に入れて、水分補給しましょう。

その他にも、野菜や果物から水分を補給することもできますよ。

3. 脱水症を防ぎたいなら漢方薬もおすすめ!

脱水症を防ぐために、根本からの改善を得意とする漢方薬を活用してみませんか。

普段から漢方薬を服用することで、脱水症を起こしにくいからだづくりにアプローチしましょう。

 

脱水症を防ぐためには「からだの水分バランスを整えて、必要な水分を届ける」「水分代謝を改善し、余分な脱水を防ぐ」「胃腸の機能を回復し、水分の吸収をよくする」といった漢方薬の服用がおすすめです。

 

<脱水症対策におすすめの漢方薬>

・五苓散(ごれいさん):水分の循環を促し、からだの水分バランスを整えることで、むくみ、下痢、嘔吐、頭痛などの症状を改善します。(※1)

 

・清暑益気湯(せいしょえっきう):のどの渇きや食欲不振、倦怠感がある方におすすめ。暑さで弱った胃腸を元気にしたり、からだの熱を冷ましたり、水分代謝を改善したりします。(※2)

 

適切な水分補給に加え、このような漢方薬を服用することで、脱水症に陥るリスクを軽減できるでしょう。

ただし、漢方薬を飲む際には自分の体質や症状に合うものを飲まないと、思わぬ副作用が出る恐れがあります。

 

そこで、「あんしん漢方」の利用がおすすめ。

薬剤師が最新のAIを用いて個人に最適な漢方薬を提案してくれるため、安心して服用できますよ。

 

あんしん漢方

 

4. 夏はしっかり水分補給をしよう!

暑い時期は汗をかく量が増えるため、自分では水分を摂っているつもりでも脱水症になることがあります。

「喉が渇いた」と感じるよりも前に定期的に水分を摂り、脱水症にならないようにしましょう。

 

 

参考URL

(※1)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ五苓散エキス顆粒(医療用)」

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=7941

 

(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ清暑益気湯エキス顆粒(医療用)」

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=9152

 

 

 

<この記事の監修者>

漢方

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師を経て食養生の大切さに気付く。牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニューも開発。

 

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。

 

 

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