GLAM Editorial

2024.12.02(Mon)

エアコンから変なニオイがしたら…!? 冬本番前に気をつけるべきポイント

エアコンから変なニオイがしたら 冬本番前に気をつけるべきポイント

いよいよ毎日、エアコンの暖房を使うシーズンがやってきましたね。
ひさしぶりにエアコンをつけたら・・・「ん? なんか変なニオイが・・・」なんて感じた人もいるのでは?
実はアンケート調査結果でエアコン暖房の使用時に「不快なニオイがした」と答えている人が90%近くもいたのです。
心当たりがあるなら、今すぐ対処しましょう。


今回は、エアコンから変な匂いがしたときの原因と対策とともに、冬前のエアコンの点検方法をご紹介します。


■エアコン暖房使用時に不具合を経験した人のうち「不快なニオイがした」人は89.4%!

三菱電機 霧ヶ峰PR事務局が3050代の男女600名に対して行ったアンケート調査の結果によると、エアコンの暖房使用時に不具合を経験したことがある人は50.3%にも上っており、その不具合の中で最も多かったのが「不快なニオイがした」で89.4%でした。次いで「暖房の効きが悪い・温度が上がらないと感じた」で59.6%となっています。


エアコン暖房使用時にどのような不具合があったか教えてください


どうやら、多くの人は不快なニオイに悩まれているようです。一体、何が原因なのでしょうか?


■エアコンの不快なニオイの原因は……カビかも!

ズバリその不快なニオイの原因はカビの可能性があるのだそう。エアコンに詳しい三菱電機株式会社の久田優美さんがそう述べています。エアコンの内部や吹き出し口の付近、熱交換器などで、カビが繁殖している可能性があるというのです。


しかも、冬の暖房の使い始めにカビのニオイに気づくことが多いのだそうです。その理由は秋にカビが繁殖しやすいから。


カビ菌は、温度と湿度と栄養と酸素の4つの条件が揃うと繁殖しますが、秋のエアコン内部は、まさにこの4つが揃うタイミングなんです。


まず真夏にエアコンを使用しているときに、室内に浮遊している微細なほこりやカビ菌がエアコン内部に入り込んでしまい、カビの栄養になってしまいます。また夏にエアコンを使用している最中には内部で結露が発生することで、エアコン内部の湿度が非常に高くなってしまう上に、夏場はエアコン冷房使用時の室温が25度から28度とカビ菌の繁殖には最適な温度。
また秋になるとエアコンを使わなくなるので、その間、エアコン内部で空気が循環しないことで夏に溜まったほこりや湿気によりさらにカビが増殖します。


■エアコンの不快なニオイはこう対処!

エアコンから不快なニオイがしないかチェックしてみてください。もし不快なニオイがしたなら、カビの可能性があります。


カビの発生しやすいエアコンの場所はこちら。


  1. エアコン内部の熱交換器・ファン・通風路
  2. フラップ

このうち1のエアコン内部の熱交換器・ファン・通風路にカビが生えていることがわかった場合には、自分でエアコン内部を開けて掃除をするのは厳禁! プロによるエアコンクリーニングが必要です。

誤った洗浄方法によって、内部部品の破損による水濡れや電気部品の故障等を引き起こすことがありますし、むやみに内部を濡らすと発火につながる恐れもあるのだそう。


2のフラップにカビが生えていることわかったら、自分でお掃除してOKです。次の手順で行いましょう。


STEP1 電源プラグをコンセントから抜く

STEP2 前面パネル・フラップに付着した汚れを拭き取る


お掃除をする前に必ずエアコンの電源落としてコンセント抜いておきましょう。感電や誤作動を防ぐためです。


前面パネルやフラップに付着した汚れを拭き取る際には、台所用の中性洗剤を使用量の目安までぬるま湯で溶かし、雑巾などに染み込ませてしっかりと絞ってから軽く拭き取ってください。その後は乾いた雑巾でしっかりと水分を拭き取って乾燥させましょう。



■冬本番前にエアコン点検を行おう

これからどんどん気温が下がります。暖房を頻繁に使用する前に、ニオイのチェックだけでなく、試運転をして異常がないか確認することも大切です。
実施前のチェックポイントをチェックして、手順通りに実施してみましょう。


<実施前のチェックポイント>

□ 室外機の周囲には物を置いていないか

□ 電源プラグやコンセントに「変色」「がたつき」「ゆるみ」はないか

□ 電源コードに傷はないか

□ 電源プラグにほこりが付着していないか

□ リモコンは動くか、液晶画面の表示は薄くなっていないか

□ フィルターや熱交換器等、エアコン内部にほこり、カビがついていないか


異音や異臭などの異常があった場合はメーカー、販売店に連絡しましょう。


<実施手順>

1.運転モードを「暖房」にして、設定温度を「設定できる最高温度」にし、温風になってから10分運転

2.さらに30分程度運転


<上記を実施する際チェックすべきポイント>

実施手順1で確認すべきポイント

□ 温風がきちんと出ているか

□ 異常を示すランプがついていないか


実施手順2で確認すべきポイント

□ 異音や異臭がないか

□ 水漏れが発生していないか


異常があった場合はメーカー、販売店に連絡しましょう。



いかがでしたでしょうか。もしエアコンから変なニオイがしたなら、そのまま使うのはやめて、まずはカビかどうかチェックしてみてくださいね。




調査出典:三菱電機 霧ヶ峰PR事務局「エアコン暖房使用時に不具合を経験した人のうち、「不快なニオイ」が気になった人は、89.4%!」

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