GLAM Editorial

2025.01.28(Tue)

「ウブド」マジックで心身が自然に整う!大人のゆったり日帰りプラン(後編)

朝から緑豊かな渓谷の上を散歩し、サヤンポイントでは絶景を目の前にゆっくりブランチ。ここまででもかなり気持ちがリセットされましたが、これから更なる追い癒しを求めてスパへ。ココロだけでなく身体も労ってあげましょう。

緑の香りに包まれてアーユルヴェーディックスパを体験

「バリ ボタニカ デイ スパ」は、ネカ美術館などのあるサンギンガン通りを少し小道に入ったところにあります。ナチュラルでセンスの良さを感じるインテリア、セラピストのしっかりと訓練を受けた確かな技術とホスピタリティー精神で、安定した人気を保っています。

 

部屋数もそれほど多くなく、シングルルーム7部屋、カップルルーム1部屋、アーユルヴェーディックルーム2部屋のトータル10部屋。ですのでここへは予め予約をして行った方がベターです!スパオープンは2006年。オーナーはカナダ人とジャワ人の二人で、伝統的なインドネシアのトリートメントとインドの伝承医学、アーユルヴェーディックを融合したメニューが人気です。

 

 

私のおすすめメニューは、「チャクラ・ダラ Chakra Dhara」。2時間30分 Rp.800,000(現レートで約8,000円)と、リーズナブルな価格も嬉しい限り。

 

2時間たっぷりの全身マッサージで筋肉の疲れをとった後は30分のオイルテラピー。15分間、薬用ハーブオイルを身体の重要なチャクラポイントに優しく垂らしエネルギーのバランスを回復、ストレスリリースへと導きます。

 

あとの15分は頭と肩のオイルマッサージで脳の緊張を緩和。トリートメント後は身体が軽くなり元気に戻った気がします。ウブドの空気感と神秘的なアーユルヴェーダトリートメントがピッタリとマッチングして、さらにリラクゼーション効果が高まっている気がします。

 

 

Photo : 公式ホームページより

Bali Botanical Day Spa : https://balibotanica.com/

 

竹づくしのレストラン&バーでまったりと贅沢な時間を

日帰りプランの最終はこちら。バリ在住の友達に「素敵な場所を発見しちゃった」と教えてもらったのが「バンブー インダ リゾート」です。話は少し脱線しますが、バリ島にはグリーンスクールという、世界各国から未来のリーダーを目指す子供達が学びに来る有名なエコスクールがあり、その学校は竹を高度な技術で加工して造られた校舎なのですが、バンブーインダの建物もまさに同じ。

 

「あれ?」と思ったらやっぱり同じグループでした!納得。それにしてもこんな素敵な場所があったのに、どうして今まで話題にのぼらなかったのか?と思ったら、以前は完全プライベート制で宿泊ゲストのみ利用できたとのこと。今は外からのゲストも入れるようになったそうです。

 

初めて訪れたバンブーインダは、驚きの連続!エントランスを入ってすぐに「トゥンバガレストラン」というユニークなコンセプトのレストランがありますが、今回のお目当ては「サンセットバー」と川沿いに位置する「リバーワルン」。まずはスタッフに教えてもらった通りにサンセットバーへと進みます。ジャングルリトリートとはよく言ったもので階段を降り、石壁の細長い洞窟を進みます。ところどころに道標がありますので、それに沿ってドキドキしながら歩くと・・・。着きました!

 

薄暗い洞窟から急に開けた景色が現れ、その演出に感激!そして目の前に広がる絶景にも感激です!ずっと遠くまで続く緑の水平線!ウブドというと渓谷美のイメージだったので、この緑が延び広がる景色はかなり新鮮でした。ちょうどあと1時間ほどで夕日が沈む時刻。多くの欧米人はここで食前酒を片手にサンセットを臨んだ後、リバーワルンへ食事をしに向かうのでしょう。

 

 

私は暫し景色を楽しんだ後、ひと足先に川沿いにあるリバーワルンへ。そしてリバーワルンへ行くのに、なんと竹でできたエレベーターに乗って20メートル下へ降ります!人生初のバンブーエレベーターは最大定員2名まで。

 

エレベーターを降りてすぐかと思いきや、またまた階段を降り、竹の橋を渡り、川に沿って歩き、また階段を降りてやっと到着!ちょっとしたジャングル探検気分を味わえます。リバーワルンも竹を使った素敵な建造物のレストランです。

 

 

屋根は耐久性の高い銅板でできています。レストランの前には天然の湧水が流れるプールがあり、プールやレストランからは川が一望でき、全てが一体化しているように見えます。こだわりは建物だけではありません。サーブされる料理の食材は地元産。

 

リゾートの敷地内で栽培されたものや所有するオーガニック農園で採れた農産物を調理。野菜だけでなくきのこ類も育てています。ルッコラとパルメサンチーズのサラダを注文しましたが、クセがなく美味しい!ペロリといただきました。

 

 

ちなみにリバーワルンにはデイパスというプールも利用可能で1日過ごせるパス(プール利用と食事代金でRp.847,000/名)があります。

 

陽も沈み、徐々に夜の帳が下り始める時間帯も情緒たっぷり!移ろいゆく空の色を眺めながら、ふと、こんなに空を眺める時間が持てたのはどれくらいぶりだろう・・・と思い耽るのでした。

Bambu Indah : https://www.bambuindah.com/

まとめ

ウブドは素敵な場所がまだまだたくさんありますが、予定の詰め込み過ぎは禁物。ウブドらしいゆっくりと流れる時間の中で深呼吸してみましょう。頭の中が軽くなって自然と笑顔が浮かんだらウブドでの整い完了です。

 

執筆者

岡田美和

バリ島に住んで26年。バリ島発行のHISフリーペーパー「バリフリーク」編集部員を11年勤めた後、2011年に独立しデザイン会社「MIMO Creation」を立ち上げる。バリ島旅行関係の記事、情報など発信し、旅行社のガイドブック作成なども手がけている。

https://www.glam.jp/authors/miwa_okada/

バリ島に住んで26年。バリ島発行のHISフリーペーパー「バリフリーク」編集部員を11年勤めた後、2011年に独立しデザイン会社「MIMO Creation」を立ち上げる。バリ島旅行関係の記事、情報など発信し、旅行社のガイドブック作成なども手がけている。

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