GLAM Editorial

2025.01.27(Mon)

あれほど“結婚しなくていい”と言っていた母の本音に戸惑う――長年の独身主義を覆した私の選択

あれほど“結婚しなくていい”と言っていた母の本音に戸惑う――長年の独身主義を覆した私の選択

私はずっと「結婚はしない。自分の人生は自分で決める」と主張してきました。


母も「結婚が幸せとは限らないわよ。あなたは独身で生きるのがカッコいい」と言ってくれていたので、周囲に堂々と“生涯独身宣言”をしていたのです。


友人が「親に結婚を急かされて困る」とこぼすたび、「うちは自由を認めてくれるからラッキーだな」と思っていました。


運命の出会いで、一瞬にして覆った決意

ところが数か月前、まさかの“運命の人”と出会ってしまったんです。


最初は自分でも半信半疑でしたが、一緒に過ごすうちに「この人となら結婚したい」と自然に思えるように。


気がつけば自分から「結婚しよう」と口にしていました。


あれだけ「結婚なんて絶対しない」と言い張っていたのに、こんなにもあっさり覆してしまう自分に驚くばかりでした。


母の“本当の願い”を知った日

いざ母に報告すると、彼女は満面の笑みで「本当はあなたに結婚してほしかったのよ。これで安心だわ」と大歓喜。


長年「結婚なんてしなくていい」と言い続けていたのに、実は違う思いを抱いていたなんて……。


私はショックと戸惑いを覚えました。


嘘をつかれていたような気がして、母を信頼していただけに不信感が拭えなくなってしまったんです。


母の嘘は愛情? それともただの“隠し事”?

母が私を縛らないためにあえて言わなかったのかもしれないし、心の奥ではずっと「娘の幸せを見たい」と願っていたのかもしれません。


でも、もしそれが本音だったのなら、もっと早く教えてくれれば良かったのに……という思いもあります。



幸せなはずの結婚話なのに、母の本心を知ってモヤモヤが募り、疎遠を考えるほど悩んでいる自分がいます。


もちろん母を責める気持ちもあるけれど、優しさゆえの“隠し事”だとしたら、私が一方的に怒るのも違うのかもしれません。


結婚とは人生の大きな節目。


なのに、母との関係まで見直すことになるなんて予想外でした。


彼との新生活が始まる一方、長年の“独身主義”を応援してくれた母が見せた裏の顔に、私はどう向き合えばいいのでしょうか。

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