GLAM Editorial

2025.03.18(Tue)

【取材レポ】大阪・関西万博に先駆け「サウジ・ツアーズ・ジャパン神戸」に参加!文化・伝統・グルメを体験してきました♪

 

2025年大阪・関西万博を目前に控え、参加国であるサウジアラビアのパビリオンでは期間中に700以上のイベントやライブパフォーマンスが開催される予定です。

 

そんなサウジアラビアの文化を一足先に楽しめるイベント「サウジ・ツアーズ・ジャパン」が、全国7都市で開催されています。

 

今回は、2月に神戸・メリケンパークで開催されたサウジ・ツアーズ・ジャパンに参加し、サウジアラビアの料理から音楽、ファッションまでじっくり堪能してきました♪

 

会場の雰囲気は本場さながら!エキゾチックな音楽とスパイスの香りが漂う

 

会場には音楽パフォーマンスが実施されるステージのほか、フードブースやフォトブースなどが設置され、盛り上がりを見せていました。入場・体験ともにすべて無料で、各ブースではサウジアラビアの方々がにこやかに迎えてくれます。

 

 

エキゾチックなアラブ音楽が流れ、スパイスの香りが漂う本場さながらの雰囲気。フードブースやライブクッキングでは列ができ、多くの来場者で賑わっていました

 

本場のコーヒーとデーツを楽しめるフードブース

 

 

日本と同じように、サウジアラビアでもおもてなしの心を大切にする文化があり、その象徴として愛されているのがコーヒーです。サウジアラビアでは、地域によってコーヒーの淹れ方が大きく異なり、今回のイベントでは5種類のコーヒーが用意されていました。

 

 

サウジアラビアで飲まれているコーヒーは、私たちが普段親しんでいるものとは異なり、スパイシーな香りと味が特徴です。コーヒーの色も黒や茶色ではなく、琥珀色をしています。

 

浅煎りしたコーヒー豆を使用し、カルダモンやサフラン、クミンなどの香辛料を加えて煮出すのがサウジアラビア流。その独特の風味は、コーヒーというより漢方茶・薬膳茶のような味わいでした。

 

 

サウジアラビアでは、おもてなしの象徴としてコーヒーと一緒にデーツが振る舞われるのが一般的です。デーツとはナツメヤシの果実のことで、紀元前7000年頃から栽培されている歴史のある食べ物です。

 

サウジアラビアには多種多様なデーツがあり、その生産量は世界3位を誇ります。今回のイベントでは、味や食感の異なる4種類のデーツが用意されていました。デーツの食感は干し柿によく似ており、濃厚な甘みがコーヒーのスパイスと絶妙なコンビネーションを発揮していました。

 

サウジアラビアの郷土菓子ケレージャとムサビーブのライブクッキング

 

サウジアラビアの郷土菓子「ケレージャ」と「ムサビーブ」のライブクッキング&無料配布も行われました。

 

 

ケレージャとは、小麦やデーツ、カルダモン、バターなどから作られる伝統的な焼き菓子です。祝祭などの特別な場面で出されることが多く、訪問者をもてなす際にコーヒーと一緒に提供されることもあるのだそう。

 

 

クッキー生地はふんわりした食感で香ばしく、一口かじると甘いデーツシロップがとろりと溢れてきました!

 

 

こちらは、サウジアラビアのパンケーキ「ムサビーブ」のライブクッキングの様子です。スパイスを入れた生地を小さめに焼いていきます。

 

 

一口サイズの可愛らしいムサビーブを2枚頂きました。パンケーキの上にはハチミツとデーツシロップ、バターがかけられており、甘くてとても美味しい。サウジアラビアでは、朝食でも日常的にムサビーブを食べるそうです。

 

 

ケレージャと一緒に、サウジアラビア産の茶葉で作られた紅茶も振る舞われました。さまざまなスパイスが使われるコーヒーと違い、紅茶の味や色は日本で親しまれているものと似ています。今回頂いた紅茶にはハバックというハーブが使われており、爽やかな香りとスッキリした味わいが印象的でした。

 

サウジアラビア伝統楽器「ウード」と日本の雅楽「笙(しょう)」のコラボ演奏

 

音楽ステージでは、サウジアラビアの伝統的な弦楽器「ウード」の生演奏に加え、日本の伝統楽器「笙(しょう)」とのコラボ演奏も披露されました。

 

​アラブ音楽で「楽器の女王」と言われるウードは気高い音色が特徴で、琵琶やリュート、ギターの祖先と言われています。ウードにはギターのフレットに当たる部分がなく、弦を押さえる位置によって音のニュアンスを自由に調整できるのが特徴です。

 

コラボ演奏では、日本人に馴染み深い「上を向いて歩こう」が披露され、ウードのエキゾチックな音色と笙の優美な響きに、多くの来場者が魅了されていました。

 

サウジアラビアの伝統衣装を着て記念撮影

 

フォトブースでは、サウジアラビアの民族衣装を身にまとって記念撮影ができました。ここでは、サウジアラビアの方々が家族と団らんしたり客人をもてなしたりする際に使われる「マジリス」という部屋が再現されています。

 

 

フォトブースでは、繊細な刺繍や宝石などが施された華やかな伝統衣装が多数用意されており、多くの来場者が記念撮影を楽しんでいました。

 

日本では結婚式や入学式などの特別な日でしか着物(民族衣装)を着用しませんが、サウジアラビアでは子どもから大人まで日常的に民族衣装を着ているそうです。

 

VR体験でサウジアラビアをバーチャル旅行

 

サウジアラビアの伝統や人々の生活、ミュージアムなどを体験できるVR展示も用意されていました。ゴーグルを着けるとリアルな映像が360度映し出され、サウジアラビアを旅行しているような感覚に。最新のテクノロジーを用いた展示により、サウジアラビアに行ってみたくなりました。

 

大阪・関西万博でサウジアラビアの文化を堪能しよう!

神戸メリケンパークで開催された「サウジ・ツアーズ・ジャパン」では、食や音楽、衣装などの伝統文化をとことん満喫できました。旅をしているようなリアルな体験により、遠く感じていたサウジアラビアを身近に感じられた気がします。

 

4月から始まる大阪・関西万博ではサウジアラビアの魅力をじっくり堪能できるイベントが予定されているため、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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