
最初は“頭のいい人”に惹かれていた
私の彼は、いわゆる“理屈っぽいタイプ”。
大学も有名校を出ていて、語彙も論理も的確で、最初はその知的な雰囲気に惹かれました。
「何でも冷静に考えられる人って頼もしいな」
「ちゃんと話し合える関係がいいな」
そう思って付き合い始めたのに──今は、会話をするたびに心がすり減っていきます。
気持ちを伝えたいだけなのに、論破される
例えば、「最近ちょっと寂しいな」と伝えると、彼の反応はこうです。
「先週は2回会ってるよね?LINEも毎日返してる。どこが“寂しい”のか具体的に説明して?」
私はただ、「もっと気持ちに寄り添ってほしい」だけなのに、彼は感情よりも“数字”や“事実”で反論してくる。
会話のたびに、まるでプレゼンかディベートをしているような気分になります。
謝るときも“分析”される苦しさ
私が何かをミスして謝ると、彼は責めたり怒ったりはしません。
でも、必ずこう言います。
「なんでそれが起きたか、原因を3つ挙げてみて」
正論なのは分かっています。
でも、こっちは落ち込んでいて、ただ「大丈夫だよ」って言ってほしいだけ。
それでも彼は、「感情で動いても解決しない」と言い切ります。
“正しい”だけでは、心は救われない
確かに彼の言うことはいつも筋が通っています。
でも、私は“正解”が欲しいんじゃなくて、“共感”してほしいだけなんです。
疲れてるとき、「それはあなたの思い込みだよ」と切り捨てられると、自分の感じていたことすら、間違いだったのかな…と自信をなくしてしまいます。
このままじゃ、話すのが怖くなる
最近は、自分の気持ちを伝える前に「どうせ論破される」と思って、黙ってしまうようになりました。
でも、カップルって、もっと気軽に「今日ちょっと落ち込んでてさ」「なんか嫌だったんだよね」と言い合える関係でいたい。
正論じゃなくて、“気持ち”を受け止めてくれる彼になってほしい。
それが今、私が彼に一番望んでいることです。