増本 紀子
2014.11.13(Thu)
“年齢不詳肌”をかなえるポイントとは?
先日、ある化粧品会社の方と雑談していた時のことです。「この時期は乾燥に悩んでいる人が多いですよね。やっぱり保湿ケアって大事ですよね」と私が話すと、「実際のところ、エイジングを気にしていても、保湿ケアを重視していない人もいるんですよ。乾燥はエイジングの最初のきっかけなのに」と、さらりと重要な一言が! やはりそうなのか、と保湿ケアの重要性を心に刻みました。
改めて考えてみると、乾燥はすべての肌トラブルのスイッチです。
例えば「くすみ」は、角層の水分が減少して角質が肥厚し、透明感が不足することが大きな原因です。また、小ジワなども、角層の水分量が減少して表情による“折りジワ”が定着してしまうことが一因とされています。
以前にもお話ししましたが、肌にうるおいを湛えている肌は、ピンとハリがあり、みずみずしく、透明感にあふれています。実際、“年齢不詳”と言われる人たちは、驚くほどこの条件を満たしています。
“見た目年齢”を気にするあまり、ベースメイクを厚塗りするのは言語道断。トレンドの薄づきベースメイクにもまけない素肌美を得ることこそが、“年齢不詳”となるポイントです。そのためは、やはり「みずみずしく潤いをたたえた、ハリのあるクリアな肌」になるためのスキンケア選びがとても重要ではないでしょうか。
特に冬は、乾燥や暖房により、肌内部の水分が蒸発して乾燥してしまいがちです。この時期におすすめなのは、「蓋をするお手入れ」、そう、乳液使いです。乳液は、多めにとってもベタつかないのが魅力。お風呂上り、たっぷりの水分と栄養を与えた肌に、いつもより多めに乳液をとり、手のひらで温めてから、あご下から耳へと向かって手のひら全体で引き上げるように広げます。おでこは引き上げるように、最後はもう一度ほうれい線をなくす!という意識で、フェイスラインへ引き上げ、耳の後ろから肩へ、リンパの流れを意識して流します。時間にしたらわずか1分ほど。この時間で、いつものケアがちょっとだけスペシャルなものになるはずです。
そして、私が個人的に思っていることではありますが、“老けの3大ポイント”をしっかりお手入れすることも、年齢不詳肌の秘訣。それは「ほうれい線・首・手の甲」です。実際、遠目では若く見える方でも、この3つにシワやシミが多いと、実際の年齢相応に見えてしまい、残念な感じに。ほうれい線は先ほどのような「引き上げ」でケアし、手や首はスキンケアのついでにをお手入れすることも、実は大切だと思っています。
いくつであっても、年齢より若く見られるのは、肌がきれいだと言われているようでうれしいもの。年齢不詳肌を目指してこの冬はケアを行なってみませんか?
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