『トワイライト』シリーズで知られる米女優のクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)は、自分の人生は「複雑」だと世間が理解してほしいと願っている。
クリステンは同シリーズで共演した英俳優のロバート・パティンソン(Robert Pattinson)と約4年間交際していたが、妻子ある映画監督ルパート・サンダース(Rupert Sanders)と不倫していたことが発覚して破局した。このスキャンダルは数ヶ月に渡ってメディアのヘッドラインを飾ったが、クリステンの私生活は今でも大きく取り上げられている。
「これはメディアのあり方にすぎないから、腹を立てないようにしているの」と彼女は英Hello!誌で語った。「でも世間は、こうした記事にはほとんど真実が含まれていないことを知ってほしい。人の人生でどんなことが起きているかなんて、世間は知る由もない。ものごとが白と黒で説明できることだってほとんどない。真実は複雑なことも多いわ」
クリステンは『トワイライト』シリーズで演じたベラ・スワン役で大ブレイクした。有名人となったことに慣れるまで少し時間はかかったが、世間の批判にさらされたとはいえ、自分の成し遂げたことには誇りを感じているようだ。
「有名人になる前の自分と変わった感じはしていない。『トワイライト』のなかった人生がどうなっていたかを分析して比べるのは難しい。でも、今の自分を考えると、少なくともここまで来られた自分にはかなり満足していると言えるわ」とクリステンは断言した。
クリステンは新作映画『Clouds of Sils Maria(原題)』で仏女優のジュリエット・ビノシュ(Juliette Binoche)と共演し、映画ではジュリエット扮する女優のアシスタントを演じている。ハリウッドの現実を観察することができたため、撮影は楽しかったという。
「私にもアシスタントがいたことがあるけど、私とジュリエットのキャラクターのような共依存関係にはならなかった。有名になるのはとても孤独でもあるから、そうなるのは理解できる。みんなが普通の扱いをしなくなるの。この物語では2人の女性が、お互いをよく知るうちに力関係がより強烈になっていくところが面白いの」とクリステンが話している。
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