オスカー女優のサンドラ・ブロック(Sandra Bullock)や、ルピタ・ニョンゴ(Lupita Nyong'o)、歌手のビヨンセ・ノウルズ(Beyoncé Knowles)らが愛用し、ハリウッドで人気のロンドン発シューズブランド、「カートジェイガー(Kurt Geiger」)は現在、ロサンゼルス向けに販売する商品に力を入れている。
同ブランドの靴はレッドカーペットでも度々着用されるなど、その人気は海を越えてアメリカで浸透しつつあるようだ。
「現地のスタイリストたちの影響もあり、現在LA向けの商品展開に取り組んでいます」と、カートジェイガーの広報担当者は英The Telegraph紙で語った。
商品展開にあたり、クリエイティブディレクターとして同ブランドを率いるレベッカ・ファラ・ホックリー(Rebecca Farrar-Hockley)は、アメリカの女性たちのことを一番に考えている一方で、同ブランドと彼女自身のルーツがイギリスにあることを決して忘れてはいない。レベッカはブランドで1番人気であるパンプス2種「ブリトン(Britton)」と「ボンド(Bond)」の誕生秘話を明かした。
「ブリトンをデザインした時、ロンドン市内の道路を頭に浮かべていたの。ダメージを受けやすくて実用性の低いレザーでカバーされたヒールと違って、ブリトンシリーズの特徴ともいえるメタル製のピンヒールはイタリアで作られているの」とレベッカ。
クラシカルな形のパンプスであるブリトンに対し、ボンドはよりエッジの効いたデザインになっている。
ハリウッドの大スターたちを顧客に持つことを誇りに思いつつも、彼女がこの仕事を好きな理由は他にもあるようだ。
「私たちの靴をカッコよく履いているロンドンガールを見かけると、とても嬉しくなるの。そういう時に自分の仕事を誇りに感じるわ」とレベッカは笑顔で語った。
職業上、レベッカが膨大な私物の靴コレクションを所有していることは想像できるだろう。
「この話をすること自体びっくりだけど、本当よ!500足は持ってるわ。それが最悪なのか最高なのかは人によるでしょうけど。でも私は靴が大好きだから長年コレクションしてきたの」とレベッカは以前、ファッション情報サイト「glamourmagazine.co.uk」のインタビューで明かした。
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