第二次大戦で活躍したスナイパー役からシャーロック・ホームズの相棒ワトソン役まで様々な役柄を演じてきた英俳優ジュード・ロウ(Jude Law, 41)だが、肉体的な役作りについて語るのは好きではないらしい。ジュードは最新主演作『ブラック・シー(原題)/Black Sea』で、金塊を積んでいると噂される沈没船の捜索に乗り出す潜水艦の艦長役を演じている。この役に備えてジュードはイギリス海軍に参加して軍人らしさを学んだり、節食とトレーニングの強化による肉体改造を行ったりしたという。
「筋肉を増強したり減量したりした俳優の体験談を読むのが、僕は大嫌いなんだ。人生は短いんだから、そんな話知りたくないよって思っちゃうんだよね。朝食として卵を8個食べたとか、朝からステーキを食べたとかいう話は、本当に退屈だよ」と、ジュードは英ShortList誌のインタビューで話している。
役作りのための増量や減量について語るのが嫌いなジュードだが、ファッションについて話すのは好きらしい。ファッションセンス抜群のジュードは、リラックスした装いもビシっと決めたレッドカーペットでのファッションも自分なりに楽しんでいるという。「男もルックスに気を遣うべきだと僕が思っているかどうかってこと?しかるべき時に気を遣えばいいと僕は思うね。オシャレしようと努力することは礼儀だし、身だしなみを整えればイベントがもっと楽しくなるんじゃないかな」と、ジュードはGQ誌イギリス版のインタビューで語っている。「男性はスーツを着ただけで気分が良くなるものだからね。人がどう思おうが、僕は自分のファッションセンスが抜群だとは思っていないんだ。これみよがしなファッションは避けたいと思ったりすることもあるけれど、年齢を重ねるにつれて“ポケットチーフもいいかな”と思えるようになったよ」。
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