米女優のイディナ・メンゼル(Idina Menzel, 43)は2013年の大ヒットアニメ『アナと雪の女王』でエルサ役を務め、歌唱した主題歌の『Let It Go』はオスカーを受賞した。世界中の子どもたちが毎日「レリゴー」と歌って親を困らせる一方、イディナ自身の息子はどこ吹く風のようだ。
「小さな息子がいるの。まだ5歳のウォーカー(Walker)という名前で、大したことないって顔をしているわ。正直、どうでもいいのよ」とイディナは英BBC Oneの「The One Show」で告白した。「でも母親があの歌を歌ったことは分かっているの。あるとき、バレンタインデーの工作パーティーがあって、参加した中で息子だけがほぼ唯一の男の子だった。他の女の子たちと一緒にハート型などを作っていた。5歳なのにもう分かっているのね。そして『アナ雪』の音楽が流れてくると、息子は『あっ、ママがこの歌を歌ってるんだ』って言ったの。女の子たちが『私たちのママもよ』と答えたんだけど、『どうしてみんなあんな態度なの?』と言っていたわ。まだそこは分からないみたい」
イディナは別居中の夫で俳優のテイ・ディグス(Taye Diggs)との間にウォーカー君をもうけた。息子にはまだ自分の実績を認めてもらっていないものの、この作品に関われたことをとてもラッキーだと思っているという。
「とても特別だわ。特に子どもがいるとそう感じる。今はまだどうでもいいかもしれないけど、いつかは誇らしく思ってくれるはず」とイディナ。「自分のキャリアですばらしい仕事をすることと、大勢の人たちの心に残ったり、若い人たちや大人にさえも強いメッセージを残したりすることは全くの別物。自分でさえ怖いと思うような、とても強い部分を受け入れたり、何らかの形で疎外されると感じたりしても、最終的にそれを受け入れたら、自分自身をかつてないほど美しく、そして特別だと思えるようになることを毎日改めて思い出すのは、大切なメッセージになっていると思う。そうやって思い出すことが私には常に必要なの」
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。