『ホビット 決戦のゆくえ』の公開が控えるエヴァンジェリン・リリー(Evangeline Lilly, 35)は、世界的な人気女優になった今、トップクラスのスタイリストの手を借りてファッションを決めることもできる。しかし今でも天性のファッションセンスを持つ人たちを参考にしているようだ。
エヴァンジェリンにとって、ファッションのクールさを体現しているのはスーパーモデルのリンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)だという。
「ずっと前からすばらしいと思っていたわ。フェミニンでセクシーなのに、どこか両性具有的でクールな雰囲気も併せ持っている。自分のファッションに取り入れようとしているの」と彼女は英InStyle誌で語った。
米人気TVシリーズ「LOST」でブレイクしたエヴァンジェリンは、幼い頃からファッションが大好きだが、最新の流行を手に入れるのはいつも楽ではなかった。それでもできるだけ工夫を凝らしていたという。
「小さい頃、家がお金持ちじゃなかったから、高い服を買うときはよく考えるクセがついた。どのレーベルかは気にしないで、自分らしいスタイルを表現することにこだわっていた」と彼女は話している。「ティーンエイジャーになると、きょうだいや私が新しい服を買えたのは、誕生日と新学期の1年に2度だけ。16歳になると、どうしても新しく着るものがほしくて、ハロウィーンのコスチュームをまとめていた箱からジプシーの衣装に使ったスカートを引っ張り出していたの!」
こうした経験はエヴァンジェリンが初めてレッドカーペットに登場するときの準備に大いに役に立ったようだ。2004年に「LOST」のプレミアが開催されたとき、彼女はプロの手を借りずに独力で準備したらしい。
「初めての『LOST』の上映のとき、ホノルルのモールでBCBGMAXAZRIAのグリーンでふわっとしたドレスを買ったの。スタイリストがつくなんて考えたこともなかったから、『ステキなドレスを買うのに最高の言い訳!』と思っていたわ。今日に至るまで、あれはレッドカーペットで着たドレスの中で一番良いものなの」とエヴァンジェリンが語った。
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。