今年3月には日本でも公開される映画『博士と彼女のセオリー』での演技により、今年のアカデミー賞主演男優賞賞にノミネートされている英俳優のエディ・レッドメイン(Eddie Redmayne、33)。既にゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)と全米俳優組合(SAG)賞・主演男優賞という有力映画賞二冠に輝き、オスカー争いでも先頭を走っている形だが、それだけでなく今季の各映画賞のレッドカーペットにおけるタキシードの着こなしぶりもまた見事なもの。
それもそのはず、エディは英国ウィンザーにある超一流パプリックスクールであるイートン校(Eton College)の出身で、英国のウィリアム王子とは同級生で、同校のラグビーチームでも王子のチームメイトだった。
「ぼくはいつもスーツを着ていたから、タキシードでも落ち着いていられるんだよ」と、エディはMen’s Healthに対して語っている。
幼い頃からスーツを着なれているとあって、エディはレッドカーペットで正装するのをまったく楽しんでいるようだ。
「仕立てのいいスーツというものは、身体にピッタリ合わせて作ってあるから、気分が強くなる。おのずとうつむかなくなるから、肩のあたりが凛々しく見えるのさ」
エディが、育つ間にファッションスタイルの見本にしたのは、ごく身近な人物。「粋なひと」とエディが呼ぶ、実業家である父親のリチャード(Richard)氏だ。
「父は、仕事にスーツ姿で出かけるから、ぼくもスーツを着ていると、無意識にまともな職業についている気になれるのかもね」と、エディは笑った。
エディは、時にはカラフルなアンサンブルに挑戦することに怯まないが、実は色盲であるエディは「おおむねブルーやグレイで押す」ことにしているそうだ。
「安全な色の組み合わせだからね。一緒に合わせても決してケンカすることのない二色なんだ」と、エディはその理由を語った、
2月22日のアカデミー賞授賞式でも、エディは伝統的なタキシードを独自の流儀で着こなして見せてくれそうだ。自分のスタイルは、「簡潔でクラッシク」であるというエディだが、なにげないオシャレにセンスが光るのが、エディならではのスタイルである。
「風合いと色合いをまずしっかり押さえながら、あとはちょっと面白いネクタイやポケットチーフなどで、ものすごく感じが変わるものだよ」
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