俳優のジョン・トラヴォルタ(John Travolta, 61)は、アカデミー賞(R)授賞式で歌手のイディナ・メンゼル(Idina Menzel, 43)の顔をなでてみせたが、実は入念なリハーサルをしていたとジョンの広報担当者が明かした。
『パルプ・フィクション』などで知られるジョンは22日、オスカー授賞式で賞のプレゼンター役として壇上に上がり、もう1人のプレゼンターで、大ヒットアニメ『アナと雪の女王』でエルサ役を務め、主題歌の『Let It Go』を歌ったイディナをステージに招いた。その際、ジョンはイディナのあごと顔を何度かなでてみせた。この奇妙な振る舞いが話題となっていたが、ジョンの広報担当者は2人がその前からアイディアを練っていたと明かした。
「すべてリハーサル済みでした」と広報担当者は米People誌に語っている。「ジョン・トラヴォルタはイディナ・メンゼルとの仕事をとても楽しんでいました。ジョンは妻のケリー・プレストン(Kelly Preston)と娘のエラ(Ella)も一緒に会場に来ていたので、オスカーを大いに楽しみました」
ジョンは昨年のアカデミー賞で、パフォーマンスを披露するイディナを紹介する時に彼女の名前をまちがって発音してしまい、大きな話題となったが、今年はプレゼンター役としてペアを組んでステージに登場。昨年はイディナのことを「アデル・ダジーム」と呼んでしまったが、イディナは冷静に受け流して『Let It Go』を完ぺきに熱唱してみせた。
そして今年、イディナはジョンとペアを組むチャンスを利用し、大いに楽しんだようだ。
「サプライズ! すごく楽しかったわ。ジョン・トラヴォルタ、話の分かる人でいてくれてありがとう。また招待されるなんて光栄。人生は上々」とイディナは授賞式の後、Twitterでつぶやいた。
しかし今年のオスカー授賞式でジョンが親密な振る舞いを見せたのはイディナだけではなかった。レッドカーペットでは『アベンジャーズ』などで知られるスカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)に後ろから近づき、片手を彼女の腰に回しながらほおにキスをした。しかしスカーレットの困惑した表情は、インターネットで世界中に広まった。
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