日本でも春に公開されるディズニー映画『シンデレラ』で主演を務めている英女優リリー・ジェームズ（Lily James, 25）が、何かといえば女性の体型を話題にする世の風潮を批判している。この映画の劇中写真が公開された頃、世間ではリリーの細すぎるウェストが大きな話題になった。健康上は何も問題がないのに自身の体型が批判されたことを、リリーは嘆かわしいと思っているようだ。「動揺すると同時に、つまらないことで騒いでいるなと思ったわ」と、リリーは米HuffPost Liveのインタビューで話している。「なぜ女性たちは、いつも体型のことでとやかく言われなくちゃならないのかしら。こういうことが起きる度に、言い訳をしなくちゃいけないなんて変だと思う。国際女性デーが終わったばかりだけれど、こういう風潮は本当に残念だと私は思っているの。私は以前から、とても健康的なのに」。
体型を批判されるきっかけになってしまったが、リリーはサンディ・パウエル（Sandy Powell）によってデザインされたシンデレラの衣装がとても気に入っている。コルセットでウェストを絞るお姫様らしい衣装は、役作りをするうえでも役に立ったという。「サンディ・パウエルがデザインした衣装は、ウェストがシェイプされていてスカートがふんわり広がっているから体型が美しく見えるの。あの衣裳を着ていると、お姫様になった気分だったわ。もちろん着ていて楽なものではないけれど、ああいう衣裳はそれが当たり前なのよね」と、リリーは話している。
健康に問題があったことはないというリリーの主張を裏付けるように、この映画でシンデレラと恋に落ちる王子さま役を演じたリチャード・マッデン（Richard Madden）は彼女が旺盛な食欲の持ち主だということを明かしている。「触ったことがあるからわかるんだけれど、リリーのウェストは本当に細いんだ。でも、彼女はよく食べるんだよね。男の子みたいに食欲があるんだ」と、リチャードはコメントしている。また、同映画の監督を務めたケネス・ブラナー（Kenneth Branagh）も、リリーのウェストが細く見えるのは「照明の効果とコルセットを着用してせい」だとHuffPost Liveで説明していた。
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