英女優のエマ・ワトソン（Emma Watson, 24）は、ヌード写真を流出させると脅迫したニセサイトに怒りが収まらない。
『ハリー・ポッター』シリーズで知られるエマは国連組織「UNウィメン」の親善大使としての役割を大いに楽しんでいる。しかし昨年、男女平等を訴えるスピーチをしたことで脅迫の標的となった。
脅迫は口先だけだったと分かっていても、エマの怒りは収まらないようだ。
「（国連で）スピーチをした後、わたしのヌード写真を流出させると脅迫したウェブサイトができた。そんな写真はないから作り話だと分かっていたけど、親しい人たちの多くは、男女平等が世界の関心事だと知っていても、そこまで差し迫ったものではなく、過去のものだと思っていたはず」とエマはFacebookのロンドン本部で行われたインタビューで説明した。「そしてわたしが立ち上がって女性の権利についてスピーチした瞬間、すぐに脅迫されたのを目の当たりにした。みんなすごくショックを受けていたし、特に弟は怒っていた」
「これは今まさに起きているリアルな問題で、女性は脅迫を受けている」
「怒りを覚えたし、すごく腹立たしかった。だからこそ続けていかなくちゃと思った。もしやめさせようと思ってやったのだとしたら、その真逆の結果になった」
エマは8日、国際女性デーを記念し、当時のつらい思いを語った。
「エマ、次はお前だ」というウェブサイトが突如ネット上に現れたのは昨年9月で、ジェニファー・ローレンス（Jennifer Lawrence）やヴァネッサ・ハジェンズ（Vanessa Hudgens）ら人気女優の親密な画像を流出させた画像掲示板「4chan」のユーザーによって作られたとみられている。
今回のインタビューで、エマは自身にとって最高の模範的存在であり、アイドルでもある母親を称賛した。
「当たり前だけど、それを選ぶとしたら母よ。シングルマザーで1型糖尿病の母の強さと回復力を見ていると、幼いわたしは勇気づけられた」
「わたしがちゃんとした人になるよう、母は本当に励ましてくれた。初めて学校で居残りさせられた時、母がすごく興奮していたのを覚えているわ。わたしがちょっと堅すぎる子になると本気で心配していたから」とエマは笑った。
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