米俳優でコメディアンのロビン・ウィリアムズ(Robin Williams, 享年63)さんの娘で女優のゼルダ・ウィリアムズ(Zelda Williams, 25)が、自分やきょうだいが父の遺品を自宅から持ち去ったと伝えられていることに反論した。
ウィリアムズさんが昨年8月に自殺した後に勃発したとされる家族間の争いについて、ゼルダは固く口を閉ざしてきた。しかし3月30日、「メディアによって増幅された誤解」を解くため、「訂正」というタイトルのブログをTumblrにアップした。
報道によると、ゼルダと兄ザッカリー(Zachary, 31)、弟コーディ(Cody, 23)らは、継母スーザン・シュナイダー・ウィリアムズ(Susan Schneider Williams, 50)との関係が悪化しており、スーザンは子どもたちが許可なく個人的な品物を夫婦で暮らしていた家から持ち出したと批判したという。ゼルダたちはスーザンに対抗訴訟を起こし、彼女が時計や賞といった遺品を盗もうとしていたと指摘した。
「現在進行中の家族の法的手続きについては今までまったくコメントしませんでしたし、今後もそのつもりはありませんが(プライバシーはもう十分侵害されていますが)、自分が気づいた中で、メディアによって増幅された誤解の一つがあるので、その訂正をする必要を強く感じました」とゼルダは声明で語っている。「兄と弟、そしてわたしは、父の死後、父とスーザンが暮らしていたティブロンの家には一度も招待されたことも、訪れたこともありませんし、中から何かを持ち出したこともありません。わたしたちがそうしたとスーザンが確信していることをほのめかす、彼女の裁判所への申し立てをねじ曲げて伝える記者について言えば、火のないところに煙を立て、完全な誤りを広めようとする試みであり、悲しいことに最近ではそれが当たり前の『ニュース』になってきています」
「少なくとも今回の例は、わたしが事実で誤りであることを証明できるゴシップにすぎません」
スーザンは12月に嘆願書を提出し、亡夫の遺産が「不明確」になっていると主張した。
芸能情報サイトTMZによると、審理を担当する判事は一家に対し、4月10日までにウィリアムズさんの遺品をめぐる論争に解決策を見出すように指示。それができなければ裁判所の介入は避けられないと警告した。
しかし米New York Daily News紙によると、判事は6月1日までに遺産の交渉をまとめるように指示したという。
「判事はスケジュールを示しており、それは良いことだ。できれば早く決着してほしい」とある関係者は同紙に語っている。「本当に悲しいことだ。ロビン・ウィリアムズは法廷までもつれこんでほしくないと思っていたはずだ。とてもプライバシーを大切にする人だったから」
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