自ら操縦していた飛行機の墜落事故で負傷した俳優のハリソン・フォード(Harrison Ford, 72)が退院したと報じられている。
ハリソンは3月5日、飛行機の不時着事故を起こし、病院で手当てを受けていた。第二次世界大戦時の古い飛行機を操縦していたところ、ゴルフコース上で不時着。頭に大きな切り傷を負い、骨盤と足首を骨折したと米KTLAは伝えている。
米People誌によると、ハリソンはすでに退院し、先月28日にロサンゼルス市内を車で走行する姿を目撃されたという。自宅でしっかり静養することを求められているだけに、まだ普通の生活に戻ったとは言いがたく、きちんとケガを治すためにフィジカルセラピーを続ける必要があるという。
ハリソンの担当医ではないが、ビバリーヒルズにある「ジョイント・アンド・スパイン・インスティテュート」のベニー・チャーチアン(Beny Charchian)医師は、「セラピーは安定エクササイズが主で、患者を起こして実際に動いてもらう歩行訓練もある。最小限の体力で歩いてもらうことが主な目的だ」と説明した。
ハリソンは1942年型「ライアンST3KR」とみられる飛行機でサンタモニカ空港を飛び立ったが、エンジンの故障でベニスにあるペンマー・ゴルフコースに不時着した。当時はケガについて情報が錯綜し、ある事情通は米People誌に対し、「パンケーキ」ほどの大きさの頭部のケガをしたと語った。息子のベン(Ben)はその後、Twitterで父親は無事だとファンに語りかけ、広報担当者も声明を出している。
「ハリソンは本日、第二次世界大戦時の年代物の飛行機を操縦中、離陸時にエンジン故障に見舞われました」と広報担当者はコメントしている。「緊急着陸するほかなく、無事に不時着しました。ケガをして病院で治療を受けています。ケガは命にかかわるものではありませんし、完全に回復するとみられています」
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