ヒルトンホテル創業家出身で、最近はDJとしても活躍するパリス・ヒルトン(Paris Hilton, 34)が、DJを生でしていないとの批判に反論した。今年のサマーフェストのラインアップからパリスを外すよう求める7,000人以上の署名が集まっているが、パリスはそうした批判を軽く受け流している。
パリスはマイアミ市内のWサウスビーチホテルで開かれ、ラジオ局Sirius XMが主催したイベント「808 Music Lounge」で米Billboard誌のインタビューに応じ、DJスタイルに関する批判に反論した。15歳のときから腕を磨いていると主張している。
「世間には色んな噂が流れているわ。わたしはライブでDJしていないとかね。噂話をでっち上げる、わたしを嫌いな人たちがたくさんいるのよ。でもショーに来てくれて、ブースの裏側を見てくれれば、わたしが何をやっているか分かる。この5年間はかなりハードにトレーニングを積んできたの」とパリスが説明した。「音楽が大好きだし、人を楽しませるのも好き。パーティーも、楽しい時間をすごすのも、周囲にステキな時間をすごしてもらうことも_大好きだわ」
そんなパリスは抜け目のないビジネスウーマンでもある。ホテルとの提携のほか、ファッションやアクセサリーのブランドも展開。日中は真剣な業務をこなし、夕方以降はDJブースの裏で羽を伸ばすなど、バランスを大事にしているという。
スペイン領イビサ島の人気クラブ「アムネジア」での定期公演が先日終わったばかりだが、パリスはアトランティック・シティーの「ハラーズ」での定期公演があるほか、近くラスベガスでの公演も発表するが、「会場がどこかは言えない」ようだ。
DJ界ではまだ新人とはいえ、パリスは若い頃から音楽に情熱をかけてきた。2006年にリリースしたアルバム『パリス』が酷評されただけに、音楽界への進出も気まぐれにすぎないとみられていたが、DJという自然なステップに進んだことで逆境から這い上がれたようだ。
「ニューヨークに移り住んだときは15歳だった。ローズランドや色んなレイヴに行くようになって、こういう音楽を以前から聴いてきた。フェスティバルはまるで別の自分になれる感じがするから好き。もっとレイヴ感のあるバービーになったみたいにね」とパリスは笑った。
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