カナダ出身の人気歌手ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber, 21)が12日、全米最大級の野外フェス、コーチェラ・ミュージック・フェスティバルの会場からセキュリティによって外に連れ出される騒ぎがあった。
各メディアによると、ジャスティンはカリフォルニア州インディオで毎年3日間にわたって開かれる同フェスティバルの会場から強制的に追い出されたという。セキュリティともみ合いになり、羽交い締めにされて連れ出されたらしい。
芸能情報サイトTMZはジャスティンがVIPエリアから追い出される様子を撮影した動画を入手しており、満員だと言われたことで腹を立てて暴れたと報じられている。
TMZによると、ジャスティンとその取り巻きはラッパーのドレイク(Drake)のライブ中にアーティスト用エントランスから入ったところをセキュリティに止められたという。正規のリストバンドを見せたが、VIPエリアはすでに満員で入れないと伝えられたため、ジャスティンは気に入らなかったようだ。
TMZはある目撃者の話として、ジャスティンがセキュリティと口論になり、有名人である自分が会場で一般人と一緒にいたらファンが押し寄せて危険だと主張したと伝えている。ドレイク本人にアーティストエリアでライブを観てほしいと招待されたとも強調したが、セキュリティが首を縦に振ることはなかった。
ほか複数の事情通によると、コーチェラの女性スタッフがジャスティンを個人的にアーティストエリアまでエスコートすると申し出たことで口論は収まったという。女性スタッフはジャスティンの腕をつかんで中に入っていったが、そこにセキュリティが後ろから近づいてジャスティンを羽交い締めにした。ジャスティンのボディガードたちも割って入ったが、セキュリティは会場を立ち去るように伝え、外に出るまでエスコートしたようだ。
TMZは関係者の話として、ジャスティンは自らの意思で会場を立ち去り、セキュリティに対する法的措置を見当していると伝えている。
ジャスティンをめぐっては数日前、アルゼンチンの裁判官が、ジャスティンが再入国した場合は即時逮捕する決定を下している。ジャスティンは2013年、ブエノスアイレスのクラブで起きた暴行事件への関与が疑われているが、聴取に応じなかったため逮捕状の発行につながった。
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