スキンケアの最後に「フタをする」という工程があります。
化粧水〜美容液ときて、肌に与えた水分や有効成分をしっかり閉じ込めようという意味ですが、ここで選ばれるのが乳液とクリーム。はたして、両方とも必要なのでしょうか。
■必ずしも両方マストではない?
一度に両方使った方が、効果を感じられやすいという意見もありますが、皆が必ずしもそうとは限りません。超乾燥肌で油分が全然足りません、といった自分の肌への必要性が分かっている場合を除き、個人的には「乳液+クリーム」をトゥーマッチだと感じています。肌状態がイマイチ判明せず迷っている場合には、朝は乳液、夜はクリームで一度様子を見てみることをおススメしたいです。
■差のつく乳液選び&使用法
乳液は、油分よりも水分の多いもの。それゆえ、時間とともに蒸発することも考えて、保湿成分(セラミドなど)が高配合のものを選ぶと安心です。また、日中の紫外線から肌を守ってもらうよう、日焼け止め効果のあるものをチョイスするのも一案。乳液の用途として私が習慣にしているのは、メイク直しに使うこと。軽く化粧水を含ませたコットンに、適量の乳液をとって肌にやさしく滑らせます。崩れたメイクを落としつつ保湿もできる手軽さが、時間のない日中にはありがたいです。その後、UVクリームを塗り直すことも忘れずに。
■差のつくクリーム選び&使用法
リッチ(成分も価格も)過ぎるクリームを使ったら、逆に吹き出物ができて肌が不安定になった、という話をよく聞きます。自分の肌に不足している分を、補う程度のクリームで十分です。美容液と同様に、保湿を強化するのか集中美白ケアをしたいのかなど目的に応じたク リームを選びます。夜は、肌ダメージの回復や細胞の生まれ変わる時間なので、このチャンスを有効活用したいところ。また朝の肌状態をチェックして、今の自分の肌に適 した製品なのか、そして適量なのかも確認します。
例えば、週に1回のスペシャルケアとして、乳液とクリームを両方使って寝てみるとか、クリームをいつもより多めにつけてパックをしてみるなど、変化をつけた使用方法を試してみるといいですよ。スキンケアにおけるコレという「正解」は、常に自分の肌だけが教えてくれるものです。そのサインを見逃さないように、肌を愛でましょう!