米俳優のロバート・ダウニーJr.(Robert Downey Jr., 50)がインタビューを途中で退席した理由は、その趣旨が理解できなかったからのようだ。
ロバートは先週、英Channel 4 Newsのアンカーマン、クリシュナン・グールー=マーシー(Krishnan Guru-Murthy)とのインタビューを途中で退席する映像が公開され、メディアの注目を集めた。
ロバートは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のプロモーションツアーの一環でインタビューに応じた。クリシュナンが個人的な質問に立ち入ると、オスカーにノミネートされた実力派でもあるロバートはいらだちを見せ、突然席を立って出て行った。
「ボブ(ロバート)は映画のプロモーションで出演した。それ以上でも以下でもない」とある事情通はロバートがインタビューを途中退席した理由を説明した。
「隠している過去など何もない。ボブのドラッグとアルコール中毒の過去は誰もが知っている。『アベンジャーズ』のプレスツアーでそれを持ち出す趣旨はどこにあるんだ?」
ロバートは過去10年間にドラッグ関連の犯罪で数回逮捕されているが、2008年に米The New York Times紙に掲載された記事では、2003年以降はドラッグに手を出していないと力説していた。
ロバートは現在も積極的にドラッグから距離を置いているとされ、クリシュナンに「(ドラッグで)今も苦しんでいるかどうか」質問されたことで気分を害したという指摘もある。
「ボブについて言えるのは、住んでいる(カリフォルニア州)マリブで(飲酒問題に悩む人たちの支援団体)アルコホーリクス・アノニマスや(薬物に苦しむ人たちの支援団体)ナーコティクス・アノニマスのコミュニティと積極的に関わっている」と事情通は力説した。「ミーティングに参加することから、何人かのために積極的なスポンサーになったり、メンバーが断酒・断薬の節目を迎えたときにケーキを買って祝ったりすることまで、ボブは更生プログラムを日々生きている。ボブにとってはとても個人的でプライベートな活動で、メディアのためにやっているわけじゃない」
「ボブの過去を利用して注目を集めようとする記者から不意打ちされるなんてひどすぎる。それでも彼は真の気品をもって振る舞ってみせた。あの記者がプレスツアー中に例の話題に触れず、今後のインタビューの内容として話し合いたいとアプローチしていれば、きっと受け入れていたはずだ」
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