今、とにかく「透け肌」(=透明感のある肌)がトレンド。
とはいえ、鏡に映る自分の顔の“くすみ感”には、ほとほとガッカリさせられませんか。「透け肌」をメイクで“つくる”には限度がありますので、ここはやはり、根本からの立て直しをしていきましょう。
■憎きくすみ肌の原因
人によってくすみ肌の原因はさまざまですが、以下に挙げるケースが多いのではないかと思われます。
・角質肥厚(かくしつひこう)・・・角質層が厚くなった状態のこと
・ターンオーバーの乱れ・・・古い角質が溜まったままの状態
・血行不良・・・血流の低下により血色の悪い肌になること
・糖化・・・タンパク質が糖と結合して変性すること
■手っ取り早く角質を除去するには
食べ物など、“内側”からのケアについては別途書くとして、手っ取り早く余分な角質を落としてしまう方法のひとつに、スクラブ洗顔があります。これ、やり過ぎると逆効果なので、何を使ってどのタイミングでやるかが重要です。試しにやってみることをオススメしたいのは、重曹を使ったスクラブ洗顔。食用の重曹をひとつまみ、いつもの泡立てた洗顔料に混ぜて使います。ポイントは、いつもよりも力を抜いて優しく泡で毛穴を洗うイメージで、週1回から始めてみること。重曹には、汚れを落とす働きがあるので、透明感のある肌づくりにも一役買ってくれます。
■意外に盲点な“産毛”に着目してみる
顔がパッとしない、どんよりくすんで見える原因が、実は産毛だったという人もいます。よく見ると、毛穴付近が黒っぽい色をしているのがわかりますから、それがある程度まとまっていれば、当然「透け肌」からは遠ざかります。この産毛をなくすためにやりたいのは、シェービング。自己流シェービングは危険なので、これはぜひともサロンにお任せしましょう。市販のカミソリとは違う、“計算された”カミソリを使ったり、糸を用いて適切な処置を行なってくれるところもあります。シェービングをすると余計な角質が落とせるため、スキンケアの効果もアップしてくれる一石二鳥なのもありがたい。
あとは何といっても、保湿。トラブルを受けやすい肌状態になっている角質除去の後は特に、保湿とUVケアには慎重になりたいところ。
前回までで一連のスキンケアについて触れてきましたので、これからは各パーツなどポイントを絞ってみたり、美肌作りに欠かせない“内側”からのケアで「ちょっと差のつく大人美容」をご案内してまいります。