現在『007』シリーズでジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグ(Daniel Craig)がマティーニのグラスを置いた後、英俳優のニコラス・ホルト(Nicholas Hoult, 25)がボンド役になるのではという噂がしばらく前からネット上で話題となっている。
しかし、これほど名誉なことはないにも関わらず、ニコラスはまだそのタイミングではないと考えているようだ。
「まだ若すぎるよ!」とニコラスはTime Out誌とのインタビューで笑った。「(ダニエルは)最新作(『スペクター』)と、その次の作品もあるんだよね? ということはまだあと5年はあるわけだよね? その頃には30歳だけど、ボンドを演じるにはさらに数年は必要だよ。そのもう少し先ならありえるけど、分からないよ。でも、ジェームズ・ボンドは子どものときから大好きだった」
ニコラスは現在、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に集中している。1979年にメル・ギブソン(Mel Gibson)主演で大ヒットしたオリジナルのリメイク版である同作で、ニコラスはニュークスを演じ、主人公マックスに扮するトム・ハーディ(Tom Hardy)と共演している。
トムは撮影セットで真剣に取り組む役者としても有名で、ニコラスはトムが独特なタイプの俳優だと認めている。
「前から彼の大ファンなんだ」とニコラスが明かした。「尊敬する役者と一緒に仕事するとき、最初にしておきたいのは彼らがどうやって演技するのかを理解すること。彼はスクリーン上と同じく、セットでもダイナミックなエネルギーにあふれている。次に何をするのか予想できないんだ。同じシーンで共演するのは本当に楽しいよ」
『怒りのデス・ロード』は日本でも6月20日に公開される。
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