ささきひろこ

2015.05.29(Fri)

これだけは知らないと意味がない「紫外線対策」

雨が多く気温は平年並みだった4月から一変、5月に入って急に夏になりましたね。お天気が良くて、出かけるにもちょうど良い気候なのは嬉しいですが、気をつけたいのは確実に強くなっている紫外線。うっかりしているとシミの原因になるので、今のうちから対策を強化しておきましょう!

 

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■10時〜13時までの外出は要注意

下記のグラフは、気象庁の「紫外線情報推移図:東京」のもの。これを見てもわかるとおり、10時〜12時台は紫外線が「強い」(ほぼ「非常に強い」に等しい)となっています。この時間の外出時は、特に注意したいところ。UVクリームはもちろんのこと、帽子や日傘、サングラスといったアイテムをプラスするのが◎です。

 

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■案外に知らないSPFとPAのこと

UVクリーム製品にSPFやPAが書かれていることは知っていても、その値が何を表しているのかやどういう意味なのかをハッキリ理解している人は、それほど多くないのが現状。ただ高いのを選んでおけば安心、と思ってはいないでしょうか。

 

【SPF】

UVB波の防御指数のこと。紫外線を浴びた際にできる、皮膚の赤い斑点をどのくらいの時間で防げるかを表しています。

 

例:SPF30の場合

 

25分 × SPF30 = 750分

つまり「SPF30」のUVクリームは12時間半の間、紫外線の防御が期待できるということ。

25分というのは、(普通肌の人が赤くなる目安とされる時間)

 

【PA】

UVA波の防御指数のこと。皮膚の黒化が起こる原因をどれだけ防げるかを「+」で表しています。

 

PA+:UVAPF 2以上4未満 = 効果がある

PA++:UVAPF 4以上8未満 = かなり効果がある

PA+++:UVAPF 8以上16未満 = 非常に効果がある

PA++++:UVAPF 16以上 = 極めて高い効果がある

 

この春夏のUVクリームは、特にこのUVA波対策を強化しているものが目立ちます。それだけ肌へのダメージが強いUVA波。しわやたるみをつくるモトでもあるため、軽視できません。

 

【表示の落とし穴】

UVクリーム製品に表示された「SPA50 PA+++」などは、1平方センチメートル(1cm×1cmの正方形)あたり2mg塗った実験において有効であるとされた値です。これだけの量、ちゃんと顔に塗っているでしょうか。多くの人は、UVクリームの量が不足したまま長時間放置しています。

 

■ちょっと差のつく紫外線対策

11時〜12時前には一度、UVクリームを塗り直します。なぜなら、その時間帯は紫外線量が増えるうえ、ランチに外へ出る人も多いはず。朝塗ってそのままだと、効果はすっかりなくなったまま強い紫外線を浴びることになります。忘れがちな首筋や耳、耳の後ろにも塗っておきましょう。

 

肌老化の主な原因である紫外線。その理解度と対策が、数ヶ月後・数年後の肌にあらわれます。

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