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俳優のクリス・オドネル(Chris O’Donnell, 44)が、『バットマン フォーエヴァー』で共演したヴァル・キルマー(Val Kilmer, 55)との「奇妙な」思い出を振り返った。
クリスは1995年の同作でヴァル扮する主人公バットマンの相棒ロビンを演じた。しかしヴァルの役者としての才能を高く評価する一方、人との付き合いに関してはもう少し努力が必要だと指摘した。
「ヴァルと一緒のシーンがほとんどで、ヴァルはすばらしい役者だと思っている」とクリスは米情報番組 「Entertainment Tonight」とのインタビューで語っている。「でも彼は変人になるときがあって、いつもフレンドリーな人というわけじゃない。とはいえ、すばらしい役者だ。バットマンとして最高だと思ったよ」
その続編にあたる1997年の『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』では、ヴァルに代わってジョージ・クルーニー(George Clooney)がバットマン役に抜擢された。同作の興行成績は悪くなかったものの、批評家には酷評された。クリスによると、残念な評価のせいで『Nightwing(原題)』というタイトルでロビンを主役にすえたスピンオフ作品がキャンセルされたという。
「『バットマン&ロビン』の批評が出てくると、すぐに企画は中止になったんだ」とクリス。「これは僕にとっては大きなチャンスになったし、今さらあら探しをするつもりはない。すばらしいチャンスを与えてくれたし、世界的に知られるきっかけになった。みんなの反応はそれぞれだった。全然語ろうとしない人もいたし、取り乱した人もいたよ」
「ジョージはうまく対応したと思う。『ああ、シリーズを台無しにしてしまったな』とジョークにしていた。僕は良い思い出を持っている。でももちろん、2本目は最初ほど誇りに思うとは言えないけどね」
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