『トゥルー・ロマンス』などで知られる俳優のクリスチャン・スレーター(Christian Slater, 45)が、波乱に満ちた父との関係を明かした。
クリスチャンの父はマイケル・ホーキンス(Michael Hawkins)という名前で、親子の間には色々な問題があった。この9年間、息子と没交渉だったマイケルは先日、クリスチャンに連絡をとり、関係の修復を図ったようだ。
「父は躁うつ病で統合失調症なんだ」とクリスチャンは米Interview誌でラース・フォン・トリアー(Lars von Trier)監督に語ったと米情報番組 「E!」 のオンライン版が伝えている。「今はある人によって大きく助けられている」
「ここ数ヶ月、父が連絡するようになった。和解して親子をやり直したがっていた。父とまた話せるようになってとても嬉しかった。波乱に満ちた関係から、お互いにより良い関係の橋渡しができるようになって、とても良かった」
クリスチャンの説明によると、俳優でもあった父親は常に「トラブル」を抱えていたという。父のことを「非常にカリスマ的」でイケメンだと言う一方、クリスチャンは他人と協力することが苦手な父は周囲となじめずに苦労していたとも話している。
またクリスチャンは自分の人生についても語り、18ヶ月前に結婚したブリタニー・ロペス(Brittany Lopez)と幸せに暮らしていると話している。クリスチャンの前妻ライアン・ハッドン(Ryan Haddon)との間に生まれた息子ジェイデン(Jaden, 16)とこれから同居することもあり、夫妻の生活に変化がありそうだ。
「息子の人生で、もう少し父親らしくなれるチャンスができて、気分が舞い上がっている」とクリスチャンは説明した。
とはいえ、クリスチャンは世界に対して必ずしも前向きな見通しは持てないようだ。今の自分の状況がうまくいっていることに感謝の気持ちは持てても、自慢したり、完全に満足したりするのは自分らしくないようだ。
「今後の人生を含めても、これほど恵まれた時期はないかもしれない」とクリスチャンは今の状況について語った。「コップ半分症候群(コップが半分水で満たされた状態を「半分しかない」と思うか「まだ半分もある」と考えるかのこと)にかかっているようなもので、暗い穴からはい出し、今の精神状態で生きることを選ぶには、大変な努力が必要なんだ」
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