脳動脈瘤(りゅう)で入院しているカナダ出身のフォーク歌手ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell, 71)は会話ができない状態にあると伝えられたことについて、後見人を務めるレスリー・モリス(Leslie Morris)はジョニが「ちゃんと話せる」と事実関係を正した。
伝説的なフォーク歌手として知られるジョニの元恋人で米歌手のデヴィッド・クロスビー(David Crosby)は先週、ジョニは数ヶ月前に脳動脈瘤を患い、言葉を発せられなくなったと明かした。
しかしレスリーは、「ブルー」など数々のヒット曲で知られる彼女の容体について改めて詳細を語り、先月28日にジョニの公式サイトに声明を寄せた。
「ジョニが動脈瘤を患っているのは確かです」とレスリーはコメントした。「しかし、ここ数日で浮上した詳細はほとんどが憶測にすぎません。本当のことを言うと、彼女は話しています。まだ歩けませんが、毎日セラピーを受けているので、近い将来に歩けるようになります。現在は自宅で快適に静養中で、日々回復しています。全快する見込みです」
ジョニは3月31日、自宅で意識不明の状態で発見され、ロサンゼルス市内の病院に緊急搬送された。
ロックグループ、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(Crosby, Stills & Nash)で活躍したデヴィッドは先週、ニュースサイト「Huffington Post」のオンライン放送「HuffPost Live」でのインタビューで、退院したジョニと話していないと認めた。彼女が病気から立ち直ることは確信しているが、動脈瘤からの全快は難しいかもしれないと話した。
「外傷性の脳損傷からの回復が大変なのと同じように、彼女の回復は楽なものじゃない」とデヴィッドは語った。「彼女はタフだし、とてもスマートだ。どのくらい回復するのか、いつになるのかは分からないし、推測もしない。彼女を愛している。最高のミュージシャンであり、生きている中でおそらく最高のソングライターだ」
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