元WWFプロレスラーで『ワイルド・スピード』シリーズなどで知られる俳優のドウェイン・「ザ・ロック」・ジョンソン(Dwayne 'The Rock' Johnson, 43)が、人種差別発言をしたプロレスラーのハルク・ホーガン(Hulk Hogan/本名:テリー・ボレア、Terry Bollea)に失望している。
ドウェインは映画界に進出するまでの数年間、WWFで活躍した。レスラー時代のリングネームはザ・ロックだった。
レスラーとしてのキャリアを通じ、ハルクと何度も会ったことのあるドウェインは、元レスラー仲間が黒人を侮辱する暴言を吐いていたことを知ってショックを受けている。
「耳にしたことにはかなり失望したよ」とドウェインは米テレビ批評家協会主催の「TCAプレスツアー」で衛星中継を通じてインタビューに応じ、心境を語ったと米エンターテイメント情報サイト「Deadline」が伝えている。「テリーのことは何年も前から知っている。父は1970年代にフロリダで彼のトレーニングを手伝っていたし、おじもそうしていた。オレはプロレスラーの家系に生まれた。(テリーが)レイシストだとは知らなかった。彼の発言という観点からはっきり分かることじゃない。オレたちは色んなバカ話をしてきた。彼はあの発言で代償を払っている」
ハルクは人種差別発言騒動のため、38年間活動してきたWWEから解雇された。
ドウェインはHBOの新ドラマシリーズ「Ballers」と新ドキュメンタリー「Rock and a Hard Place」のプロモーションでTCAのインタビューに応じた。
「Rock and a Hard Place」は更生施設ですごす若者たちの実生活で起こる出来事を描いている。ドウェインは若い頃、刑務所に送られてもおかしくなかった生活を送っていただけに、問題を抱える若者たちに共感を感じている。
「刑務所に行かずにすんでラッキーだよ」と彼は語っている。
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