『007/ゴールデンアイ』などでジェームズ・ボンドを演じた俳優のピアース・ブロスナン(Pierce Brosnan, 62)が、刃渡り25.4センチのナイフを所持していたため、空港職員に足止めされたことが分かった。
ピアースは2日、妻キーリー・シェイ・スミス(Keely Shaye Smith)との間に生まれた次男パリス(Paris, 14)君と一緒にバーモント州のバーリントン国際空港で職員に止められたという。
英The Daily Mail紙によると、米運輸保安局(TSA)職員が通常検査中、機内持ち込み荷物の中に不審物を発見したため、ピアースを呼び止めたという。職員の1人が即座に割って入り、非公式にピアースに状況を説明したようだ。
しかしある目撃者によると、ピアースは「激怒」。バッグの中に入れていたハンティングナイフについて職員から質問されたピアースが、「こんなことありえない」と言うのが聞こえたという。
近くにいたパリス君に向かって、「こんな目に遭わされる覚えはない」と言う場面もあったようだ。
TSAの規則によると、プラスチック製のバターナイフ以外、あらゆるタイプのナイフの持ち込みが禁じられている。ピアースは警備担当者に何かをささやく姿も目撃されているが、もし交渉だったとしても失敗に終わったようだ。TSA職員はナイフをすみやかに没収した。
ピアースはその後、身体検査を受け、さらに詳細なチェックを受けるため警備室へと連れて行かれたという。
感情的な場面だったが、ピアースとパリスはその後、頭を冷やして軽食を楽しみ、機上の人となった。
空港にハンティングナイフを持ち込んだことで、規則に違反したピアースが罰金を命じられたり、違反切符を切られたりしたのかは不明だ。しかしバーリントン市警のショーン・バーク(Lt. Shawn Burke)警部補は4日、米The New York Post紙のゴシップサイト「Page Six」に対し、ピアースが「検査所の1つでTSAの検査を受け」、危険物の問題が当局側の満足のいくように解決し、トラブルもなく自由の身となったと話している。
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