國方 麻紀

2019.09.13(Fri)

【シンガポール発着フライ&クルーズ】Vol.3 出入国審査や移動がスムーズ! シンガポール&ペナン&プーケットの観光スポット巡り

■ハリウッド大ヒット映画の撮影舞台にも! ペナンでユネスコ世界⽂化遺産登録された街並みを堪能


「ゲンティン ドリーム」は、シンガポールで乗船客のパスポートを預かり、他国の寄港地の入国&出国手続きをまとめて代行してくれます。なので、寄港地に到着すると、重い荷物は船内の部屋に置いたままで、身軽に上陸・移動できるメリットがあります。これは効率的でうれしい!

シンガポールを出港し、最初の寄港地はマレーシアのペナン島です。カメの形をしたペナン島には見どころがいっぱい。中心部地区ジョージタウンではユネスコ世界⽂化遺産に登録されている数々の建築様式や街並みが楽しめます。今回は、日本語ガイド付きペナン寄港地ツアーを特別に手配してもらいました。今回の内容に近い通常販売しているツアーでは「ジョージタウン⾒どころツアー」(所要約7時間 90SGD)があります。

下船すると地元の方々が歓迎してくれました。
まず訪れたのは、アンティーク博物館「ペナン・プラナカン・マンション」。ここはその名の通りプラナカン建築(ネオ・ゴシックやバロックなどの西洋の建築様式を取り入れた建築)で、19世紀末のペナンの有力者ハイキー・チャン氏によって建てられた邸宅です。

風水に基づいた造りで、とても心地いい吹き抜け空間。1階はダイニングや中庭が、2階はカラフルな寝室や陶器・装飾品の展示がありました。当時の富裕層の華麗なライフスタイルが垣間見られます。訪れた日には、結婚式の写真を撮影しているカップルがいました。確かに画になる素敵な建物でした。


 

続いて、インディゴ・ブルーの壁が鮮やかな邸宅が⽂化的博物館「チョン・ファツ・ツィー・マンション」へ。通称「ブルーマンション」と呼ばれるこちらは、19世紀末に“東洋のロックフェラー”と呼ばれた商人チョン・ファツ・ツィー氏の住居として建てられた邸宅。優雅なゴシック様式のルーバー窓と陶器の装飾が特徴的で、2000年にユネスコ文化遺産建築保存賞を受賞。現在はホテル経営もしています。

ここは2018年にハリウッドで大ヒットした映画『クレイジー・リッチ』のロケ地でもあります。同作に出演した女優ミシェル・ヨーが麻雀を打つシーンはここのダイニングで撮影したとか。1階にあるお土産ショップのラインナップもナイス!


続いて、トライショー(人力三輪車)に乗って「クーコンシ-寺院」へ。壁、柱、屋根等の細密な彫刻、彫像、絵画や色付き瓦が美しい中国式寺院です。

ジョージタウンは、アートの街としても注目を集めていて、街は若いアーティストによるユニークで美しいストリートアートや壁画で溢れていました。クーコンシー寺院の周りをちょっと散策するだけで、こんなにたくさん発見しました。

この本物の自転車を配置したストリートアート「チャイルド サイクリング(自転車に乗る子供)」は、2012年にリトアニア人アーティストのアーネスト・ザハレヴィック氏が描いたもの。アルメニアストリートにあるこのアートは彼の代表作で、多くの観光客が記念撮影するために行列を作っていました。


ディナーは、ジョージタウンで人気のニョニャ料理(中華料理とマレーシア料理が融合した料理)レストラン「ペルッルマ・ニョニャ・キュイジーヌ」へ。

店内は天井が高く開放的な空間で、個室もひとつありました。かわいいインテリアです。


魚のすり身にココナッツやスパイスを加えて、バナナの葉に包んで蒸したニョニャ伝統料理「オタオタ」他、ちょっとスパイシーな揚げ物や煮物が続々と登場。暑い地域ならではの独特な味付けを堪能しました。

帰路にて。ペナン島の港で「ゲンティン ドリーム」のイルミネーションが目立っていました。これは各客室のバルコニーに設置されているLEDライトを使用していて、船内バルコニー率が70%だからこそできるパフォーマンスです。ちなみに1時間約40万円で23文字まで、要相談で個人でもメッセージを流すことができるそうです。これでプロポーズした乗客もいたとか。

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