日本では寒さが厳しくなってくる冬から春先。開放的な夏と比べて、旅先選びも保守的になりがち。そこで2回にわけて、これからの季節に出かけてみたくなる4つの旅をご紹介しましょう。
1． カリブの美しき楽園で泳ぐ豚に遭遇！？ ～ハバナ・キューバ～
まずは、11月～4月、まさにこれからの季節ベストシーズンを迎えるカリブ海の島々へ。バハマは大小様々な島で構成される島国。中でもエグスーマ諸島に属するビッグ・メジャー・ケイはカリブの島々の中でも溜息の出るような美しいビーチ、そして一風変わった特徴を持つ島です。透き通るようなブルーのビーチと白い砂を有するビッグ・メジャー・ケイは無人島。しかし、ここにはある意外な生き物が生息しています。
08.2012 Vorobek Bahamas - swimming pigs | Flickr - Photo Sharing!
それはなんと豚！なぜ豚がこの無人島に住むようになったのかは謎ですが、一説には難破船に乗っていた豚がこの島に泳ぎ着き住み着いたのだとか。島には淡水の湧き出る泉が存在し、訪れる観光客に餌をもらってビーチ好きな豚たちは陽気に暮らしているよう。愛らしい豚と泳げる楽園ビーチとあって、最近注目を浴びているスポットです。
08.2012 Vorobek Bahamas - swimming pigs | Flickr - Photo Sharing!
また、“カリブの真珠”と言われる魅力溢れる国キューバも併せて訪れるべき。首都ハバナはかつて植民地貿易の中心地としてカリブの富が集まったところ。オールド・ハバナの朽ち果てた街並には、どことなくかつての名残が感じられます。
La Habana 2155-. Foto Pedrito Guzmán | Flickr - Photo Sharing!
40～50年代に大量流入したクラシックなアメ車に、極太のシガーを吹かす男前の女たち。アメリカとの国交正常化が決まったキューバですが、米資本がなだれ込みその姿が変わってしまう前に今こそ訪れておくべきスポットです。
American car 53 Chevrolet convertible | Flickr - Photo Sharing!
2. 走る宮殿、マハラジャ・エクスプレスでとことん豪華な王様気分に ～インド～
同じくこの時期過ごしやすい季節を迎える神秘の国インド。興味はあるけれど、治安や食事が心配……そんな方は、思い切ってとことん豪華なマハラジャ・エクスプレスの旅はいかがでしょう。インド鉄道の歴史はアジア最古。インド国鉄の集大成ともいうべきこの豪華列車は文字通り王様気分に浸れる宮殿さながらなのです。
Maharajas' Express Luxury Train (India) - Restaurant | Flickr - Photo Sharing!
南アフリカの「ロボスレイル」やシンガポールの「イースタンオリエンタル・エクスプレス」など世界屈指の豪華列車を上回る客席面積を誇り、英国調のクラシックな内装、豪華なバーラウンジやゆったりしたレストランでは列車にいることを忘れてしまいます。
Suite on a Luxury Train - Lounge area | Flickr - Photo Sharing!
そして5つ星ホテルでの接客を経験した専属執事にもてなされ、午後には紅茶とスイーツでハイティーを。車窓を眺めつつしばしまどろむ至福のひと時が待っています。嬉しいのは全飲食代、ガイド付きツアー代も含まれたオールインクルーシブな料金設定だということ。走る宮殿を降りて向かった先に現れる白亜のタージマハルには誰もが言葉を失うこと間違いありません。
India-6085 - Taj Mahal | Flickr - Photo Sharing!
◆マハラジャ・エクスプレス
http://ja.the-maharajas.com/
さて、そろそろ冬の日本を抜け出して、心躍る異国の地へ旅してみてはいかがでしょう。次回は、世界一空気の美味しい場所タスマニア島、そしてオーロラを独り占めできるフィンランドの絶景ホテルと北欧の冬ならではのアクティビティをご紹介しましょう。
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“元添乗員の国外逃亡旅行記” http://mamfuj.hatenablog.com/
