國方 麻紀

2019.12.24(Tue)

ニューカレドニアの離島・ウベア島&イル・デ・パンへ絶景トリップ

森村桂さんが自身の旅行体験をもとに書いた旅行記『天国にいちばん近い島』。1984年には大林宣彦監督×原田知世さん主演で映画化され、今ではすっかりその愛称が定着している南太平洋の楽園・フランス領ニューカレドニア。

ここは年間平均気温が24度で一年を通して気温差があまりなく、降雨量も少なく、過ごしやすい気候です。ほぼ年間ベストシーズンと言えますが、とくに南半球の夏にあたる1月から3月は、日本の夏と比べると過ごしやすく、美しい海のアクアレジャーが楽しめる超ベストシーズン! そこで、今回はバケーションで映画の撮影ロケ地となったウベア島と同国最南端のイル・デ・パン、そして首都ヌメアに行ってきました。2020年のトラベルは、美しい自然のなかでのんびりと過ごす贅沢を味わってみませんか?

■『天国にいちばん近い島』の舞台・ウベア島の絶景ラグーン

全長約50kmの南北に細長い弓形の島、ウベア島へは、ヌメアのマジェンタ空港から国内線で約35分で到着。いわゆる観光スポットがあるというわけではありませんが、約25kmも続く白砂のビーチや鬱蒼と茂る見事なココナッツツリーなど、“天国に一番近い島”と呼ばれているのも納得の美しさです。

その中での一番の見どころは、ウベア空港からほぼ一本道を北上すると見えてくる、ウベア本島のレキンからムリ島へと架かるムリ橋と、白砂のムリビーチ。こちらで映画を撮影したことから、通称“トモヨ・ビーチ”とも呼ばれているそうです。一番上のTOP写真は、ムリビーチからムリ橋を撮影した一枚。深い青から澄んだ青の見事なグラデーションがただただ美しいラグーン。これまで行ったビーチの中で一番の絶景で、言葉を失うほど感動しました!

■海の宝石箱、イル・デ・パン!

ニューカレドニアの最も南に位置する島、イル・デ・パンへは、ヌメアから国内線で約25分で到着。海の宝石箱と例えられるこちらの観光名所のひとつが、ピッシンヌ・ナチュレル(天然プール)。隆起したサンゴで海水がせき止められているため、遠浅で波がなく穏やか。水がとてもクリアで、カラフルな熱帯魚がたくさん泳いでおり、島内一のシュノーケリングスポットです。

また漁で使用されている、ニューカレドニア伝統の帆掛け舟(ピローグ)に乗船するのもGOOD。ウミガメに遭遇したり、奇岩の横を通過したりしながら、約2時間かけてウピ湾の青海原をゆらゆら横断します。入浴剤のバスクリン(!?)のようなエメラルドグリーンの海の美しさと心地良い潮風にただただ癒やされました。

空とラグーンと緑が織りなす、ウベア島とイル・デ・パン。どちらもニューカレドニアの本島から日帰り旅行ができる距離なので、時間に余裕があればこの楽園に足を運んで、のんびりとスローな時間を過ごしてみてはいかがですか。

■エアカランの直行便・約8時間半で天国へ! 新クラス「プレミアムエコノミー」のゆったりした居心地の良いキャビン

そんな南太平洋の楽園・ニューカレドニアには、エアカランの直行便約8時間半のフライトで到着。エアカランは、日本からニューカレドニアの首都ヌメアへの直行便を毎日運航(成田―ヌメア間を週5便、関空―ヌメア間を週2便)しています。

2019年8月からは、次世代航空機A330-900型機が日本初導入。また同機には新しくプレミアムエコノミーが誕生しました。客室内に3列しかないこのクラスは、座席も足元スペースも広くてゆったり。また、このクラスは機内WiFi(最大50 MB)が1時間無料で利用できるのもうれしい特典です。

そして、ニューカレドニアやフランス産の素材を使用した食事も魅力。このフライトでは、前菜のプロシュットとチーズの盛り合わせ、メインの照り焼きチキン、デザートのチョコレート・カシスムースとボリューム満点の食事を美味しくいただきました。ドリンクも豊富で、食前酒のシャンパンやフランスワイン、ミネラルウォーターボトルも付いています。

搭乗前は、約8時間半は少し長いかな……と思っていましたが、リラックスした空間と上質なサービスで、あっという間にニューカレドニアのトントゥータ国際空港へ。本当に快適なフライトでした!

こちらは、首都ヌメアで最も大きなマルシェ(火曜日から日曜日の朝5時からお昼頃まで開催)のエントランス付近にいたイケメン! 次回の記事では、ヌメアで見つけたおしゃれショップをご紹介します。


協力/ニューカレドニア観光局エアカラン

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