米人気歌手のレディー・ガガ(Lady Gaga, 28)がコンサート中、毎日うつ病の薬をのんでいることを告白した。
奇抜なファッションと言動で知られるガガは先週、「アートレイヴ:ザ・アートポップ・ボール」ツアーのヨーロッパ公演の一環でロンドンのステージに立った。ライブ中、ガガは自殺未遂したファンからの手紙を読み上げるうちに感情が込み上げた。絶望の気持ちと闘うこの女性ファンは、ガガの音楽に慰めを見出したと打ち明けた。感銘を受けたガガは彼女を招待してステージに登場してもらい、ヒット曲「ボーン・ディス・ウェイ」を熱唱した。
「私は精神障害とうつ病の薬をのんでいるけど、別に悔やんではいないわ」とガガは曲の最中に明かしたという。
ガガはポップミュージック界で最も成功しているアーティストの1人だが、それでもときには気がめいることがあるようだ。
体重やアルバムの売り上げが変動するたびにメディアの注目を集めてきたガガは最近、音楽活動をやめることも考えたと告白。しかしジャズ界の伝説トニー・ベネット(Tony Bennett)とニューアルバム『チーク・トゥ・チーク』でコラボしたことで気が変わったという。
「半年前、もう歌いたくないと思ったわ」とガガは米Parade誌で打ち明けた。「トニーには毎日、命を救われたと伝えているの。名前は明かさないけど、お金が絡むと人は理不尽になる。扱い方や見返りの要求で筋が通らなくなるの。でもアーティストがブレイクしたからといって、利用してもいいという権利が与えられるわけじゃないわ」
ガガはロンドンでもう1公演を終えた後、今週からフランスへ移動する。6ヶ月に渡る今回のワールドツアーは11月、パリでフィナーレを迎える予定だ。
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