俳優のシャイア・ラブーフ(Shia LaBeouf, 28)は今年、ブロードウェイミュージカルを観劇中に騒ぎを起こして逮捕されるなど、奇行を連発してメディアのヘッドラインを何度も飾った。その後はアルコール中毒の治療を受けているが、こうしたトラブルの原因はメソッド演技のせいでもあると認めた。
Interview誌とのインタビューで、仕事とプライベートの切り替えをどうやっているのかと質問されたシャイアは、「(切り替えは)していない。そこが問題なんだ」と答えている。自分の行動や振る舞い、考え方、進路をある程度コントロールする方法を探している。でも、今までやったことがなかった。休暇を取る時間がなかった。精神状態が今後の6、7ヶ月間に控えている仕事をベースにしていると、何でイエスと答えるのか気をつけないといけない。ある種の映画は代償も伴う。入れ込んでも報われない映画というのはあるんだ」
こう考えるようになったのはシャイアには新鮮なことで、これまではキャリアについてあまり考えることがなかったという。これまで演じた役の多くは自分でなくても良かったと感じることもあるが、そうした考えは2012年の映画『欲望のバージニア』でやめたという。出演後は次回作のように「カタルシスを起こすようなレベルで」影響を受けるような作品を選ぶようになったようだ。
「これが自分の人生だと感じた作品だった。今もその場にいる。次の作品ではセラピーのように、強いカタルシスを引き起こすような仕事になる。『Man Down(原題)』というタイトルで、ゲーリー・オールドマン(Gary Oldman)がセラピスト役になっているんだけど、まさに最高におかしなところだね」とシャイアが語った。
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。