俳優のルパート・グリント(Rupert Grint, 26)はその明るい赤毛の髪で知られているが、『ハリー・ポッター』シリーズのロン・ウィーズリー役を演じていた間は髪型をボサボサのままにしてほしいと頼まれていたという。
ルパート自身はあまり気にならなかったものの、第4作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のときの髪型だけは気に入らず、消したい過去になっているようだ。
シリーズが終了したとき、ルパートはイメチェンを決意したが、ことは計画通りには運ばなかったらしい。
英The Guardian紙とのインタビューで、シリーズが終わった後、自分の好きな髪型にしたかったかと質問されたルパートは、「そうでもないよ。いや、ちょっと待って…正直に言うとイエスだよ!」と答えた。「一度だけだね。最後の『ハリー・ポッター』が終わったとき、母に髪を切ってもらったんだ。ヘアスタイリングを少しかじっているからね。でも仕上がりは悪夢だった。きちんとそろえて左右対称にしようとしていたけど、そのうちにどんどん刈り込んでいって、とんでもなく変な髪型になってしまったんだ。それからはハサミ恐怖症になったよ」
そんなルパートは現在、ブロードウェイ舞台「It’s Only a Play」に出演している。ホームシックになることはあるが、マンハッタンでの生活にもっと慣れる対策を取っているという。その一つがペットを飼うことで、今はオスの亀マデリーンと暮らしている。
「性別を知る前に名前をつけたんだ」とルパートが説明した。一番いいところは散歩に連れていく必要がないところ。そんなに水を替える必要もないくらいなんだ。あまり触れられるのも好きじゃない」
同作ではネイサン・レイン(Nathan Lane)、マシュー・ブロデリック(Matthew Broderick)、ストッカード・チャニング(Stockard Channing)といった大御所と共演しているが、学ぶことが多いとルパートは語っている。特に観客は好きな役者が舞台に登場すると、必ず歓声をあげるからだ。
自分も拍手されるかと質問されたルパートは、「ああ。でもどっちかと言うと気後れするけどね」と認めた。「ネイサンやストッカードのときほどすぐに起きるわけじゃない。ちょっと間がある。波及効果ってやつかな」
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