お騒がせ女優のリンジー・ローハン(Lindsay Lohan)と弟のマイケル・ローハン・Jr.(Michael Lohan Jr.)が、6,000万ドル(約65億6,000万円)の巨額訴訟を起こされたことが分かった。
リンジーはここ数年、たびたび個人的な法的トラブルに巻き込まれてきた。米The New York Post紙の付録雑誌「Page Six」によると、今度はローハン家全員がトラブルに巻き込まれる可能性が浮上したという。同誌によると、マンハッタン在住のフィマ・ポティック(Fima Potik)がリンジーとマイケルに対し、6,000万ドルの訴訟を起こしたという。
フィマは彼が考案したモバイルアプリとウェブサイトのアイディアをリンジーとマイケルが盗んだと主張している。
裁判所に提出された訴状によると、開発者であるフィマが「Spotted Friend」というモバイルアプリのコンセプトを提示。事業としてうまくいくと確信した3人は2013年、事業を立ち上げた。Spotted Friendはセレブファッションアプリで、ユーザーは好みのスターのクローゼットの中身をこっそり見ることができる。
リンジーとマイケルは同事業の株主となり、Spotted Friendのベータ版ソフトをフィマから譲渡された際、秘密保持契約にサインしたとされる。
Spotted Friendはニュースブログサイト「The Huffington Post」の設立者アリアナ・ハフィントン(Arianna Huffington)や米ニュース専門放送局MSNBCのホスト、ドニー・ドイツ(Donny Deutsch)といったメディア界の大物らの関心を集め、フィマは訴状で今後の展開を関係者全員で話し合ったと主張している。
しかしベータ版がリンジーとマイケルの手に渡った直後から状況はこじれ、マイケルはフィマに対し、事業でより大きな配分を要求したという。
3人の仕事上の関係は2014年春に完全に破綻し、フィマによると、リンジーとマイケルは合意が破談になった直後にSpotted Friendとそっくりなソフト「Vigme」を配信し始めたようだ。
「VigmeのウェブサイトやFacebook、Twitterのページに表示されるVigmeのモバイルアプリは、Spotted Friendのモバイルアプリとデザイン、レイアウトでほぼ同じだ」とフィマは訴状で主張している。「具体的に言うと、Vigmeのモバイルアプリはユーザーのパーソナル『フィード』と『トレンディング』機能のようなソーシャルコミュニティ機能を備えており、そのすべてはSpotted Friendのモバイルアプリで実現し、実装されているものだ」
ローハン家の代理人を務めるラヴィ・バトラ(Ravi Batra)弁護士は、フィマの主張には何の利点もないと反論している。
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